思いついた写真をアップする家

写真を撮ってコメントを書く。それだけ。

ヴゥィーーーン!!

2006年07月19日 20時42分54秒 | 航空機・艦船・ミリタリー等
上空ではF-4EJ改(かな?)が華麗に飛び交う中、地上では着々と対空機関砲が準備をしておりました。名前をVADSといいます。コンピュータを搭載し、レーダーシステムと組み合わせて敵機の移動を予測する能力まであり、非常に頼もしい防空装備なのです。
旧ドイツ軍と同じく対空砲兵科は空軍扱いなので、日本では航空自衛隊が担当しています。実際に活躍することが無い事を祈りたいのですが、当然1機だけで展開される物ではありません。又、地上攻撃しようと低空進入してくる航空機から設備を守るための砲なので、射程も1200mで十分なのです。
砲身が熱変形すると、停弾といいまして、砲身の中で弾丸が詰まってしまうため、バーストモードを備えています。30/60/100発撃つと、一度の射撃機会での発射が終了するのです。

さて、すっかりと軍事ヲタ的解説となりましたが、コレって発射時には結構うるさいんですよ。「ヴゥィーーーーン!!」と景気の良い音をたてます。 そして、空砲発射の後に薬莢が排出される訳ですが、これまた「ジャラジャラ」と落ちてきます。

最後には、撃ち終わって排出された薬莢を部隊員みんなで「拾う」のであります。

有事の際には大活躍して貰わなくてはならないのですが、出来うることなら活躍の機会が来ないことを願っております。
※尚、射程距離から推察されるように拠点防衛用途なので、全国各地をカバーする事は出来ませんってか不可能です。あしからず。
コメント (1)
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