①「ソメコとオニ」とかも入っている短編集「ベロ出しチョンマ」も読みごたえがあります。
②本ではツメとぎをしないえらいこちゃんたち。(しかし、壁は・・・)
③「たなばた」といえば、「こどものとも」で読んだもの(写真上)が絵もすてきで、印象に残っています。でも、写真下の「たなばたさま」(住井すゑ、滝平二郎作)もまたストーリーが違っていて、滝平二郎さんの切り絵もすばらしく、いい作品です。
今思えば、内気で暗い性格で友だちの輪の中になかなか入れなかったからか、両親がよく読み聞かせをしてくれたからか、自分の手に届く場所にいつも本があったからか、本はよく読んでいました。
幼稚園の頃の記憶とともにある本は、「アンパンマン」「ぐりとぐら」「いやいやえん」「プンクマインチャ」です。
そして、小学校低学年中学年くらいの頃の記憶に強く残っているのは、滝平二郎さんといわさきちひろさんの絵本です。
どちらの作品も当時教科書に載っていたような気がします。
お話の内容はもちろんですが、その絵がすごく印象に残っています。
滝平二郎さんが先日亡くなりましたが、今日テレビで「八郎」を紹介されているのをみて、ふとまた読んでみたいなと思いました。
それぞれのお話にとってもいい言葉がいっぱいあるんですが、それになくてはならないようにすばらしい絵が重なって、本当に見ごたえのある作品となっているんです。
「つらいのを しんぼうして、じぶんのことより ひとのことを おもって なみだを いっぱい ためて しんぼうすると、その やさしさと、けなげさが、こうして 花になって、さきだすのだ。」(「花さき山」 作:斎藤隆介、絵:滝平二郎)
「じぶんで じぶんを よわむしだなんて おもうな。にんげん、やさしささえあれば、やらなきゃならねえことは、きっと やるもんだ。」(「モチモチの木」 作:斎藤隆介、絵:滝平二郎)
「わかったあ!おらが、なしていままで、おっきくおっきく なりたかったか!おらは、こうしておっきくおっきくなって、こうして、みんなのためになりたかったなだ、ん でねが、わらしこ!」(「八郎」 作:斎藤隆介、絵:滝平二郎)
いい作品は、きっと作者が亡くなっても、ずっと残り続けて人の心にとどまるのだろうなあ。
子どもの頃読んだ本を今読み返すと、また違った感動があって、よいものです。
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