みみこのneko的生活

スノーボードとねことともに・・・がんと向き合って生きる

冬の読書日記

2011-01-30 21:42:56 | 本と雑誌

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①忙しくなると、夜はちょっとマンガ読んで寝る、または、即寝るパターンに・・・。積ん読本がまたどんどん高くなってきています。

②今日は、Bへ。今日も楽しく遊べましたー。

③うちの姫、みーみーです。「わらわはみみ姫じゃ」

和田竜「のぼうの城」上・下(小学館文庫)考えてみると、時代物ってあんまり読んだことないんですが、あまりに評判がいいので、読んでしまいました。読み始めると、「のぼう様」を始めとした個性的なキャラクターたち、三成2万vs忍城500という戦いにどう挑むのかというストーリーに、単純に読み物として面白さを感じるとともに、現代社会とクロスオーバーして、リーダーってなんだろうなって、考えさせられてしまうところがまたもう一つの面白さと感じました。

西加奈子「きいろいゾウ」(小学館文庫)西さんの小説は初めて読みますが、文体とかはあまり好きじゃないなあ・・・と感じつつ、なぜか最後まで一気に読んでしまいました。確か、帯に私の大好きな宮崎あおいさんがこのお話に出てくる「『ツマ』を演じたい」と書いていたのがとても印象的だったけど、私もびったりハマるだろうなと感じました。この「ツマ」さんと「ムコさん」のお話、読後感がなんとも独特なものがあり、心の奥にしまっていて、あまり人には触れられたくないものに触れられてしまったような、そんな重い、けれど、ちょっぴり爽やかな気持ちにさせられます。

城山三郎「そうか、もう君はいないのか」(新潮文庫)薄い文庫本で、行間もあるので、短い時間で読めてしまうけれど、内容はとても重いものです。城山三郎さんの著書も実は初めて読みます。城山さんご夫婦はとってもいいご夫婦だったんだなあ。でも、それだけに、やはり病気発覚のくだり、別れにはとても深い悲しみや悔いが端々ににじんでいて、読んでいてつらくなります。巻末の次女の紀子さんが書かれた文にもまた心を打たれるものがありました。

湊かなえ「告白」(双葉文庫)これまた話題の本ですが、やっと読みました。これは、う~ん・・・私はちょっと苦手なパターンです。特に、終わりがなあ。でも、よく練られていると思うし、いや~、人間ってなんだろうねと思わせられます。

斎藤美奈子「それってどうなの主義」(文春文庫)叱られるのはいやだけど、斎藤美奈子さんにならいいかもと思ってしまう私。さまざまな分野に関して、相手がなんであろうとなかろうと、バッサリと、時にはユーモアも交えつつ言い放つ斎藤さんのような人たちがまだいるのなら、まだなんとか日本は大丈夫かもと思えます。そして、私もまた「それってどうなの?」と小さな声でぼそぼそっとつぶやき続けたいと思います。   


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