徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

花街の面影も消え・・・

2009-11-07 16:54:31 | その他
 今日は「熊本駅前二本木まつり」をやっているというので覗いてみた。熊本朝日放送の敷地には沢山の出店が並び、大勢の人で賑わっていた。特設ステージでは、いろんなパフォーマンスが行なわれていたが、せっかくなので辺りを散策してみた。ここ二本木は、かつて九州でも有数の遊郭街として栄えた街。幼い頃のかすかな想い出が残る街だ。母方の親戚が当時、廓を経営していて、何度か座敷に上がったことがある。どういう場所だということは、もちろんまだ知らなかったが、子供心にも艶かしい雰囲気を感じたものだ。今、この地区の真ん中にでんとそびえるのが熊本朝日放送の社屋。ひと昔前なら、放送局のビルが建つことなどありえなかった地区だ。そんな二本木の歴史を知らない若者や子ども達が、無邪気にはしゃぎながらジャンクフードを貪っていた。


二本木地区は白川と坪井川に挟まれた三角州の上にある


花街華やかなりし頃の見取図


最後まで残っていた廓「日本亭」跡も、つい先月とうとう解体され


このとおりのサラ地となった。


現在、二本木地区の真ん中にそびえる熊本朝日放送の社屋


二本木地区一番の人気スポットは、熊本ラーメンの名店「黒亭」

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2 コメント

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こんばんわ (小父さん)
2009-11-07 21:54:26
町がどんどん変わって行きますね。
私も福岡に住んでいたらいろんな変遷を
見ていくことが出来たかもしれませんが、
時々うわさに聞く程度です。

花街華の見取り図ってあるんですね。それこそハリウッド映画SAYURI(Memoirs of a Geisha)にこんな面影を見ましたね。これは“戦争を知らない子供たち”と時代を等しくする我々の知らない世界です。歴史を感じます。

熊本朝日放送のことKABって言うんですね。福岡はKBC九州朝日放送で、たぶん誕生した頃から慣れ親しんでいました。これもなつかしいです。ライオンズが所沢に移るころの歌“甦れ!俺の西鉄ライオンズ”の中に出てくるオギマサヒロアナウンサーの鼻にかかった声なんか耳に残っています(笑)
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Re:こんばんわ (FUSA)
2009-11-07 22:40:24
今、熊本駅界隈は、再来年の新幹線開通に向けて一番激しく変わりつつあります。熊本朝日放送も、それを見越して、市内中心部から移転して来たんですけどね。すぐ近くに小高い山がありますので、そこから駅周辺を俯瞰すると、街がどんどん無機的になっていくと言うか、風情が無くなっていくと言うか、寂しさを感じます。昭和は遠くなりにけり、ですね。(泣・・・)
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