徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

くまもと連詩 声がつながる 口承連詩の試み

2010-03-20 21:01:28 | その他
 今日は午後から、青年会館ホールで行なわれた「くまもと連詩 声がつながる 口承連詩の試み」を見に行く。谷川俊太郎、覚和歌子、ジェローム・ローゼンバーグ、四元康祐、伊藤比呂美の5人の詩人たちと通訳・翻訳のジェフリー・アングルスによって練り上げられた30編の連詩が、作者本人の朗読によって紹介された。詩の朗読しかも連詩などというのは、見るのも聴くのも初めてだったので、とても新鮮で、軽いカルチャーショックを受けた。さすがは当代一流の詩人たち、いずれ劣らぬ“言葉の匠”ぶりを発揮していた。
 また、冒頭では阿蘇神社の氏子たちによる「御田唄」が披露され、続けてジェローム・ローゼンバーグ氏が、セネカ族インディアンの唄を披露したが、二つの口承文化が、あまりにも似通っていることはちょっと感動的だった。そう言えば、5年前に亡くなった岡本喜八監督の「EAST MEETS WEST 」(1995)で同じような話があったことを思い出した。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
魂は声で伝えて行って欲しい (にぎにぎ)
2010-03-22 21:48:14
「くまもと連詩 声がつながる 口承連詩の試み」は、とても感動しました。大分から車飛ばして行って良かった!と妻と未だに興奮冷めやらずです。(私は質問タイムの最初に谷川俊太郎詩からバッサリ斬られた者です)斬られた今でも、詩をみんなの魂によみがえらせて欲しいので、これからも声の響きを大切にしていきます。
Re:魂は声で伝えて行って欲しい (FUSA)
2010-03-22 22:13:45
> 大分から車飛ばして・・・
それはそれは!ご苦労様でした。
> 質問タイムの最初に谷川俊太郎氏からバッサリ・・・
あゝそうでしたか!(笑)、いや笑っちゃいけませんが・・・
私の理解では、口承文化ないしは口承文芸の「口承」というのは、まさに文字文明がなかった頃から連綿として続く人間の知恵だと思いますが、それと口承連詩という時の「口承」の意味が同じなのか違うのか、よくわかりませんでした。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。