徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

熊本城の平櫓台石垣の積み直し

2024-06-12 23:11:20 | 熊本
 昨日、熊本城の平櫓(ひらやぐら)台石垣の積み直し工事が始まったとローカルニュースが伝えていた。熊本地震で櫓も石垣も大きく損壊し、5年ほど前から櫓と石垣の解体が行われた。今年3月中旬には石垣の復旧工事に入ったかと思ったら中断していたので、いったいいつから始まるのだろうと思っていた。昨日、たまたま下を車で通ったら工事を再開した様子が見えたので、やっと始まったかと思いながら通過した。
 平櫓は本丸の北東に位置する平屋の櫓(国重要文化財)で、石垣は加藤時代に築かれたと伝えられている。復旧に当たってはモルタル吹き付けや鉄筋の挿入など現代工法を使って石垣内部の耐震補強を行うという。ニュースによれば1日に石5個積むのが精一杯だという。今日と違って重機もなかった清正公の時代、城づくりに携わった先人たちの苦労が偲ばれる。


今年の3月中旬、足場を組んだ時の様子。


熊本地震前の平櫓(平成22年 坂崎健二郎氏画)


   ▼清正公による城づくり・町づくりを唄い込んだ「肥後の通り名」