今夜の「古典芸能への招待」(NHK・Eテレ)は能三番。中でも、幻想的な海上の能舞台「厳島観月能」は、能「羽衣」と半能「高砂」。人間国宝・友枝昭世さんの羽衣の舞はまさに至芸というべきか。熊本人としては肥後能楽由来の名人の舞は誇らしくもあり、約50分の舞台があっという間だった。友枝家は、今から千年以上も昔、祇園社(北岡神社)が京都八坂神社より勧請されるのに伴い、御供して肥後にやって来た雅楽者の子孫だといい、やがて祇園社専従の能楽師となって、肥後における能楽の源流になったともいわれている。そんな遠い歴史のことにも思いをいたしながら舞を楽しんだ。また、今日の舞台には同じく喜多流の塩津哲生さんが後見として、狩野了一さんや友枝雄人さんらが地謡として参加しており、熊本ゆかりの能楽師たちの顔が見られたことも嬉しかった。
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