徒然なか話

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ジュリアおたあ

2015-09-16 16:05:58 | 歴史
 昨年、「歴史秘話ヒストリア」(NHK総合)でも紹介された「ジュリアおたあ」。文禄の役(1592年)の時に朝鮮半島から連れて来られた朝鮮の人達の中に、後に「ジュリアおたあ」と呼ばれる少女がいました。彼女はキリシタン大名小西行長に保護され、彼の養女として行長夫妻のキリシタンとしての生き方を学びます。そして、ジュリアという名で洗礼を受けます。なお、「おたあ」とは「おたき」の幼称です。
 行長が関ケ原の戦いに敗れて刑死した後、おたあはその美しさと知性を見初められ、徳川家康の侍女として仕えることになります。しかし、おたあは信仰を捨てることなく、家康の側室への抜擢も断ったため、1612年に江戸城より追放されます。三度にわたる島流しの刑を受けますが、彼女は流刑地においても熱心にキリストへの信仰を守り、弱者や病人へ献身的に尽くし、何度も恩赦で島から出る機会が与えられながらも、40年間一度も島を出ることがなく、どんな苦難の中にあっても神の愛に一生を捧げました。

 秋田県仙北市を拠点に活動を続ける「劇団わらび座」が、「ジュリアおたあ」の生涯をミュージカル化、全国各地でツアー公演を行なっています。そして、小西行長ゆかりの宇土市でも公演が行われることになりました。

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「広報うと」より


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