
一昨日、立田山のわが家の墓参りをした後、泰勝寺跡(立田自然公園)に立ち寄り、秀林院(細川ガラシャ夫人)の御廟でお参りを済ませました。
今日は夫人が詠まれた歌三首をあらためて読み直し、お人柄を偲びました。味土野の山中に幽閉されている時の歌二首と辞世の歌一首です。
〽逢うと見て かさぬる袖の移り香の 残らぬにこそ 夢と知りぬる
「忠興殿と再会できたと思いきや、袖に殿の残り香もなく、やっぱり夢と知りました。」
〽身をかくす 里は吉野の奥ながら 花なき峰に 呼子鳥鳴く
「隠棲の里は、奈良の吉野に喩えられる桜の名所なのに、その奥に棲む私は 花を愛でることもできず、虚しく呼子鳥の鳴声を聞いています。」
〽散りぬべき 時知りてこそ世の中の 花も花なれ 人も人なれ
「花は散る時を知っているからこそ美しい。人もかくありたいものです。」

秀林院(細川ガラシャ夫人)御廟

泰勝寺跡(立田自然公園)の竹林の小道

池の向こうに茶室仰松軒
剪定の仕事をしていますと、個人のお宅でも、立派なお庭に出会うことがあります。
今日伺ったお宅の奥様は、長年熊本市で暮らしておられたそうで、「主人の定年で山口に帰って来たけれど、熊本が大好きだった。ずっといたかった。」と仰っておられました。嬉しいですね!
剪定のお仕事をやっておられるのですか?
繊細な感覚をお持ちなんでしょうね~(^_^.)
剪定されたお宅の奥様のお気持もありがたいですが、山口県在住経験者として、山口県は人も風景も素晴らしい、忘れられないところです)^o^(