徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

昨日今日のテレビから2題

2020-07-18 21:22:49 | テレビ
◇にっぽんの芸能「土蜘蛛」(NHK-Eテレ)
 6年前に、水前寺成趣園能楽殿で行われた出水神社薪能の金春流「土蜘(つちぐも)」を観たが、昨夜の「土蜘蛛」はかなり違う印象を受けた。「黒頭 ささがに」という小書による特別な演出で、エンターテイメント性の高い舞台だった。蜘蛛の糸はこれでもかというほど投げるし、切組みの場面や最後のシテの仏倒れも迫力満点。この舞台の数ヶ月後に惜しまれつつ他界された関根祥人さんが素晴らしい能楽師だったことがよくわかった。解説の村上湛さんが言われていたが、「能は身体的表現の芸術でもある」という言葉に納得。特に、前シテの僧が源頼光に詰め寄るシーンの、橋掛かりの欄干にツツーッと進み、面を切る動作は動物的でゾッとするような迫力があった。



◇ブラタモリ「伊豆大島編」(NHK総合)
 学生時代、仲間たちと一度だけ行ったことのある伊豆大島。浜松町を船が出てすぐに海が時化り始め、そのうち暴風雨状態になった。船室ではあちこちでゲロ合戦が始まり、数少ない洗面器の奪い合いになる始末。僕もしばらくは我慢していたが、そのうち我慢できなくなりトイレへ行ったが満杯状態。仲間と洗面器を代わる代わる使う羽目となった。夜明けとともにやっと船は波浮の港に到着。上陸したものの最初は真っ直ぐ歩けない状態。島内観光が始まると徐々に治って行ったがつらい旅だった。そんなことを思い出しながらブラタモリを見る。
 「なぜ伊豆大島といえば“アンコ椿”!?」をテーマに、波浮港の成り立ちや島の歴史などを踏まえながら、「アンコ椿は恋の花」の歌詞の意味や、島を支えるアンコさんと椿の貢献について調べていく。
 機会があれば、元気な状態で再訪したいものだ。



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