徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

いざやかぶかん

2015-10-30 22:48:24 | 音楽芸能
 先週と今週の「にっぽんの芸能」(NHK-Eテレ)は日本舞踊をオーケストラの生演奏で踊るという趣向。2週にわたって5つの演目が演じられたが、僕が最も興味深かったのは、1週目の「いざやかぶかん」。ジョージ・ガーシュインのオペラ「ポギーとベス」の中から組曲「キャットフィッシュ・ロウ」に乗せて、出雲阿国の阿国歌舞伎に始まり、遊女歌舞伎、若衆歌舞伎、野郎歌舞伎へと移り変わる歌舞伎の歴史を表現した。阿国と名古屋山三の二役を演じたのは宝塚男役トップスターの轟悠(熊本県人吉市出身)。その男前ぶりはさすがに光っていた。オーケストラには何の違和感もなかった。宝塚の舞台に似ているし、昔はレヴュー的な時代劇映画もよくあった。
 そしてもう一つ、僕にはとても懐かしい「ポギーとベス」の音楽の数々。中学生の頃、オットー・プレミンジャー監督、シドニー・ポワチエ、ドロシー・ダンドリッジ、サミー・デイビス・JRらが出演した思い出の映画。今では原版が封印されて見ることは出来ない。





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