徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

フォトジェニックな神社

2020-08-01 21:14:56 | 熊本
 今朝の熊日新聞に折り込まれていた生活情報紙「あれんじ」(熊日発行)。今回は阿蘇郡高森町の情報が特集されていた。そして表紙の写真に使われていたのが「上色見熊野座神社(かみしきみくまのいますじんじゃ)」。最近人気の観光スポットである。僕の知る限り、熊本の観光スポットとして最も大化けした神社だと思う。今から50数年前、僕はトラックディーラーに勤めていて、担当テリトリーが阿蘇地区だった。販売の拠点となっていた高森町から一の宮町の間を毎日のように車で行き来していたが、そのルートとなっていたのが現在の国道265号だった。まだ舗装もされておらず、前を車が走っていようもんなら、もうもうと舞い上がる土埃をかぶる羽目となる。まだ車にエアコンもついていない時代だったから真夏でも窓を閉め切らざるを得ず、地獄のドライブだった。そのルートの途中にあったのが「上色見熊野座神社」だったのだが、当時は訪れる人も滅多にないような、ごく普通の鄙びた古社でしかなかった。それが人気スポットとなったのは、近年、写真サイトに載ったり、アニメの舞台になったり、SNSの「映える」写真ブームに乗ったりしたことで、フォトジェニックな価値を多くの人々に認識してもらえたからだ。実は当時、何度か参道の登り口から拝殿を拝んだことはあるが、上まで登ったことはない。コロナが落ち着いたら一度ちゃんと参拝しようと思う。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kumamoto80)
2020-08-02 09:33:50
 いいですね! 司馬遼太郎の『街道をゆく』に出て来そうな神社ですね。私も機会があれば是非訪れたい。教えていただきありがとうございました。
Re:kumamoto80さま (FUSA)
2020-08-02 09:54:12
古色蒼然といった雰囲気ですが、創建は江戸中期らしく、神社の中では古い方ではありません。近くの穿戸岩(うげといわ)と合わせてぜひ一度お越しになってください。(^_^.)

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。