夏目漱石の「草枕」は言葉が難しくて途中で断念したという方が案外多いようです。かくいう僕もその一人で、若い頃、父の蔵書で読み始めたものの途中であきらめていました。歳をとってからやっぱり地元が舞台の小説だからきちんと読み直そうと思って再び手に取ったもののなかなか先に進みません。そんな時、救世主があらわれました。それが、熊本市西区のホームページにある「これならわかる!夏目漱石の「草枕」」というコーナー。難解な言葉の読みや意味を解説し、参考事項まで説明されていて、楽しみながら「草枕」を通読することができました。そして小説の舞台となった「草枕の道」を歩いてみると一層漱石の小説世界を楽しむことができます。
「草枕」をこれから読みたい方、途中で断念した方などにぜひお勧めしたいと思います。
※熊本市西区のホームページ
これならわかる!夏目漱石の「草枕」
鳥越の峠の茶屋跡(現在は県道寄りに再建されている)
「おい」と声を掛けたが返事がない。という峠の茶屋の場面を思い出す。(再建された峠の茶屋)
鳥越の峠の茶屋を出て竹林の中を野出峠へ向かう。
杉林の中の石畳の道
茶屋に馬子の源さんがやって来て、茶屋の婆さんが5年前の那古井の嬢さまの嫁入りを思い出す場面。
「草枕」をこれから読みたい方、途中で断念した方などにぜひお勧めしたいと思います。
※熊本市西区のホームページ
これならわかる!夏目漱石の「草枕」
鳥越の峠の茶屋跡(現在は県道寄りに再建されている)
「おい」と声を掛けたが返事がない。という峠の茶屋の場面を思い出す。(再建された峠の茶屋)
鳥越の峠の茶屋を出て竹林の中を野出峠へ向かう。
杉林の中の石畳の道
茶屋に馬子の源さんがやって来て、茶屋の婆さんが5年前の那古井の嬢さまの嫁入りを思い出す場面。
(草枕絵巻より)
目も悪く、このブログも175%に拡大しながらやっていますが、「これならわかる!夏目漱石の『草枕』」はひょっとしたら私の世界を広げてくれそうです!
この小説は、若い時に広げてはいるはずですが、中身はすっかり忘れています。
小説の舞台となった場所が身近にあるっていうのは何とも羨ましいものです。
有難うございました。
ストーリーは無きに等しいですから私は好きな箇所を繰り返し読んでいます(^^♪
写真にて紹介していただいた作中の茶屋や峠を拝見しながら、漱石もこのあたりを歩いたのであろうと感慨を覚えました。
青空文庫はフリガナ付きで読みやすく、難解な熟語や英文の詩なども出典が明らかになっていれば調べられますので、ほどほどのテキストとなっています。
言ってみれば、原作との中庸を行く文章が手ごろなのだと思います。
せっかくの「これならわかる草枕」に触れず申し訳ありません。
「これならわかる草枕」ですと、意味もすぐそばに書いてあるので助かります(^^♪