
ハーンに「日本人の善良性が彼女の中に濃縮されているように思う」と評されたセツは、家族を守りながら、リテラリー・アシスタントとして夫の執筆作業を陰で支え続けたといわれる。没落士族の娘として生まれ育ったセツの波乱万丈の生涯が坂本館長から語られたが、ドラマではどう描かれるのか大いに楽しみである。
47年前に他界した僕の祖母も明治16年に士族の娘として生まれ、嫁いだ後に実家は没落した。そんなことも重ねながらドラマを見たいと思う。今日の講座参加者もセツ(ドラマでは松野トキ)を誰が演じるのかに興味津々だったが、近々オーディションで選ばれるらしい。

小泉八雲熊本旧居座敷