徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

映画でおぼえた英語

2022-10-20 17:03:27 | 映画
 母の知人に映画館主がいたおかげで小学校に上がる頃から映画館通いをするようになった。それも洋画で、主に西部劇だったが英語のセリフのなかでいくつになっても忘れないセリフがある。
 そんななかから三つのセリフをあげてみた。

That'll be the day.
 ジョン・フォード監督の名作「捜索者(1956)」の中での主役ジョン・ウェインのセリフ。
 直訳しても意味がわからない。アメリカ人がよく使う慣用句で「そんなバカな!」とか「そんなワケね~だろ!」と言ったニュアンス。ジョン・ウェインはこの映画の中で何度かこのセリフを言うが、他の映画でも使ったと記憶している。

ジョン・ウェイン

「捜索者」でこのセリフを使う場面

ジョン・ウェインのセリフにインスパイアされたロック歌手のバディ・ホリーの同名の曲

Don't forget the way back.
 人気絶頂期にあったスティーブ・マックイーンが主演した西部劇「ネバダ・スミス」(1966)の中で、両親を惨殺されたマックス(ネバダ・スミス)が敵討ちの旅に出る時、彼の叔母がマックスに贈る言葉。「必ず帰って来るのよ!」と訳されていたような記憶がある。
マックスが敵討ちの旅に出る場面

Low Down Yankee Liar.
 ジョージ・スティーヴンス監督の名作「シェーン」(1953)のクライマックス。シェーンと殺し屋ウィルソンの対決、シェーンがウィルソンを煽って銃を抜かせるシーンのセリフ。「卑劣なヤンキーの嘘つき」というような意味合いか。これには南北戦争で南軍兵だったシェーンが同じく南軍兵だった農民トーリーを殺害した北軍兵のウィルソンに対する恨みが込められている。


クライマックスのガンファイト