徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

想い出の「何日君再来」

2020-10-20 14:33:26 | 音楽芸能
 43年前に他界した祖母は、僕が幼い頃、よく歌謡ショーや芝居などを見に連れて行った。なかでもよく憶えているのは、熊本市公会堂(現在の熊本市民会館)で行われた人気歌手の公演だ。記憶に残る何人かの歌手のうち一番のビッグスターだったのが渡辺はま子さんではないだろうか。祖母は大の渡辺はま子ファンで、ラジオでもよく一緒に聴かされた。熊本市公会堂での公演で何を歌ったのか記憶はさだかではないが、おそらく当時よくラジオでも聴いていた「支那の夜」「桑港のチャイナタウン」「蘇州夜曲」「何日君再来(フーリツィンツァイライ)」など一連の支那ムード歌謡を歌ったのだろう。そして僕が一番好きだったのが「何日君再来」。この曲を聴いていると、京町の家から桜町の熊本市公会堂まで祖母と手をつないで歩いて行った時の、祖母の手の温もりを思い出す。


熊本市公会堂


渡辺はま子の「何日君再来」


高畑充希の「何日君再来」