20年近く前、インターネットの西部劇ファンサイトでさかんに情報交換していた方が、山形県酒田市の方で、時々、酒田の情報をご紹介いただくのが楽しみだった。昨年3月、鹿本農高郷土芸能伝承部の皆さんが、宮城県名取市閖上地区で行われた東日本大震災5年の追悼イベントに参加した様子をリポートしていただいたのも、偶然、酒田市のcakeさんという方のブログ「無題・休題-ハバネロ風味-」だった。そんなわけで酒田とは妙な縁を感じる。
数年前から端唄などに関していろいろとお教えいただいている江戸端唄の師匠・笹木美きえさんによれば、熊本県の代表的な民謡「おてもやん」と山形県酒田の民謡「酒田甚句」は、ともに明治中期のはやり歌「金来節」に由来するらしい。笹木さんが運営するサイト「江戸端唄・俗曲の試聴と紹介」の中の「金来節」のページには下のような解説がある。笹木さんの唄う「金来節」も合わせてどうぞ。
▼金来節
――囃子言葉が曲名になっている調子の良い俗曲で、明治21年頃、寄席で芝楽という落語家が唄い出してから花柳界でも流行る。熊本県民謡「おてもやん」の原曲とも言われているが定かではない。また、酒田甚句はこの曲の替唄で、囃子言葉「ハァテヤテヤ」を追加して唄われている。――
数年前から端唄などに関していろいろとお教えいただいている江戸端唄の師匠・笹木美きえさんによれば、熊本県の代表的な民謡「おてもやん」と山形県酒田の民謡「酒田甚句」は、ともに明治中期のはやり歌「金来節」に由来するらしい。笹木さんが運営するサイト「江戸端唄・俗曲の試聴と紹介」の中の「金来節」のページには下のような解説がある。笹木さんの唄う「金来節」も合わせてどうぞ。
▼金来節
――囃子言葉が曲名になっている調子の良い俗曲で、明治21年頃、寄席で芝楽という落語家が唄い出してから花柳界でも流行る。熊本県民謡「おてもやん」の原曲とも言われているが定かではない。また、酒田甚句はこの曲の替唄で、囃子言葉「ハァテヤテヤ」を追加して唄われている。――