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古代ロマン! ~大宰府へつながる官道~

2014-08-08 18:24:14 | 歴史
 熊本大学の五高記念館で開かれている「テーマ展示 大宰府へつながる官道」を見に行った。7世紀から10世紀頃までの律令時代の日本。五畿七道と呼ばれた行政区画のうち、現在の九州にあたるのが西海道(さいかいどう)。そしてその行政府が置かれたのが大宰府(現在の福岡県太宰府市)。中央と地方機関を結ぶための官道(かんどう)が整備され、さらに大宰府から西海道の各地方へ官道が放射状に伸びていた。交通手段は徒歩か馬しかなかった1200年も前の時代、日本全国に道路網を張り巡らせた当時の人々の方が、情報や手段に恵まれた現代人より何倍もスケールが大きいように思われた。
 肥後国内の官道の図を見ていてふと気づいた。わが家の墓参りに行く時、必ず通る立田山西麓に沿った道は菊池方面から子飼へとつながる車路(くるまじ)と呼ばれる官道だった。熊大からの帰りに通ってみたが、なんだか急にロマン溢れる道に見えてきた。

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かつて大宰府へつながる官道だった熊本市北区室園町の道