徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

伝統芸能で水前寺の再興を!

2014-04-09 15:33:16 | 音楽芸能
 かつてピーク時には年間189万人もの入場者があった水前寺成趣園も、その数は減少し続け、昨今ではその6分の1の30万人を割り込むところまで落ち込んでいる。水前寺にかつての賑わいを取り戻そうと、現在、地域住民を中心とした「水前寺活性化プロジェクト」が展開されている。先日の「水前寺まつり」もその一環として行われたものだが、1日目が雨に見舞われる不運はあったものの、2日間で1万7千人を集めたそうだ。これからも積極的に「しかけ」を講じていけば、少しずつ客は戻ってくるような気がする。また成趣園にはせっかく立派な能舞台や流鏑馬馬場がある。能楽や流鏑馬では歴史的に日本をリードしてきた熊本という土地柄を活かし、「伝統芸能」をキーワードに再興を図ってほしいものだ。

▼長唄・舞踊 春の調べ
 三世杵屋勝三郎 1865年の作。春霞、鶯の初音、雪どけの山などのどかな早春の情景を描き、いつまでも泰平の御世が続いてほしいと願う。