徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

夢千代日記 再び

2014-04-13 16:44:08 | テレビ
 BSプレミアムで「夢千代日記」を放送していた。1981年に放送された最初の5回シリーズだ。「夢千代日記」は人気を博し、翌年に「続・夢千代日記」、さらにその2年後「新・夢千代日記」と続いたが、僕はやっぱりこの最初の「夢千代日記」が一番好きだ。また、吉永小百合の出演作品の中でも、映画、テレビドラマを通じて最高傑作だと思う。今日放送された5回シリーズの第2回も、これまで何度も見ているのだが、やっぱり釘付けになってしまう。原作・脚本の早坂暁、演出の深町幸男、音楽の武満徹とくれば面白くないわけがない。また、夢千代の吉永小百合を始め、キャストが素晴らしい。今日出ていただけでも、樹木希林、楠トシエ、大信田礼子、秋吉久美子、中村久美、夏川静枝、加藤治子、緑魔子、あがた森魚、中条静夫、ケーシー高峰、村瀬幸子、田島令子、沢竜二、香山浩介、片桐夕子、林隆三ほかと実に多彩で、それぞれの役柄がピッタリはまっている。
 ところで「夢千代日記」といえば、はる屋の芸者たちが唄い踊る「貝殻節」が忘れられないが、「夢千代日記」の舞台となった兵庫県の湯村温泉あたりの民謡かと思いきや、実は「貝殻節」は、湯村温泉とは随分離れた鳥取県の鳥取港あたりで生まれた民謡だという。