今日、何気なくまわしたチャンネル、BS-TBSで「謎の男~小山薫堂ひらめきの系譜~」という番組をやっていた。長崎の大浦天主堂やグラバー邸などを建てた小山秀之進の足跡を、脚本家の小山薫堂さんが辿るという内容のドキュメンタリーだった。実は小山秀之進は小山薫堂さんの高祖父にあたる方だそうだ。長崎の洋風建築は天草出身の建築家が建てたという話は以前にも聞いた憶えがあるが、随分昔で、しかも子孫の話などは一切なかったので名前も正確には憶えていなかった。今日の番組で小山秀之進の出自や彼が残した業績、また天草石が彼の建築にいかに使われたか等、よく理解できた。「くまもとサプライズ」プロジェクトや映画「おくりびと」などの脚本にみられる小山薫堂さんの柔軟で大胆な発想やきめ細かい仕事ぶりは、やはり高祖父の血を引いているのかもしれない。
「2011秋のくまもとお城まつり」で蒲島熊本県知事、幸山熊本市長とともに鏡開きに臨む小山薫堂さん
小山秀之進が手掛けた三角西港
「2011秋のくまもとお城まつり」で蒲島熊本県知事、幸山熊本市長とともに鏡開きに臨む小山薫堂さん
小山秀之進が手掛けた三角西港