甲斐さんが「ナンか、あの…船越さん、ずっと小田原周辺で、幼少の頃…ねぇ?
僕、1回、湯河原のホテル紹介して貰ったことがあったじゃないですか
あと、あの…さっきも言いましたが、チラッと…オアフもね
僕らがいっつも行ってる所から、今、リフォームってことになってる…」とおっしゃると
船越さんは「そうですね。今、リノベーションをかけてる
どうせ、お客様をお迎え出来ないんだったら、この時期に…
っていうことなんでしょうけどね」と返され
「まっ、新館も出来たけど、そこも結局ね、入ってないから…
しかも、感染もスゴイじゃないですか、今は…」という甲斐さんの言葉に
「イヤイヤイヤ、今、ハワイはもう大変みたいですね。ロックダウン中ですからね
(『あっ!いまだにそう?』と甲斐さん)
そうなんですよ!今、ロックダウンが始まって、ちょうど1週間…まだ、経つか経たないくらい
ソフトロックダウンっていうか『5人以上集まっちゃいけない』みたいなところから
また、ちゃんとハードなロックダウンに…」と、情報通ぶり(笑)を披露され
甲斐さんも「ニューヨーク…ニューヨーク、スゴイですもんね
あのー、スリーストライク制って言って、あのー、営業してる店に感染者が出たら
それ、その店の責任…全面的にその店の責任になってしまう…
で、店内には入れなくて、外で全部やってて…あの…テーブルとイス出して…
そいで、まっ、出来るだけ感染しないように外へ出てやってるんですけど
1回出たらもう1ストライクで、3回…3ストライクになったら、営業停止になるんですよ
で、あそこスゴイじゃないですか、今、ニューヨークの市長って…
ニューヨークの市長と、あの…まあ大阪の知事はね
まあ、ちょっとイソジンのことはちょっとアレですけど…
イソジンで菌は減らんだろうって、みんな思ってたじゃないですか
それでも、やっぱり人って面白いですよ
あっという間にイソジンなくなりましたもんね」
…って、スゴイ発見!みたいに言われたらねぇ(苦笑)
ともあれ…「だから、やっぱり観光地が、観光客が来れなくなった時は…
しかも、島だから逃げようもないじゃないですか
だから、やっぱちょっとねぇ、可哀想ですよね、見てて…
(『インバウンドに頼ってる』と船越さん)
そうです、そうです、観光客ってのはインバウンドだもんね」
…と話されていた時に咳をなさる甲斐さん(汗)
番組サイトにアップされていたスタジオ写真を拝見すると
船越さんとの間はアクリル板で仕切られてましたが、ただの「エヘン虫」だといいですね?
船越さんが「どっか、バーとかレストランとか、たまには?」とお訊ねになり
甲斐さんが「僕ももう、月に…えっと、10日に1回くらい
ついに出るようになりました、ハイ」とお答えになると
「僕はもっと行ってるかな?週1くらいで行ってますねぇ
自分の家の近所…歩いて行ける範囲のトコばっかりですね。で、ホントに馴染みの所…
それこそ、甲斐さんとご一緒してるお店にしか行かない感じですよ」と明かされてました
甲斐さんが「なるほど…僕、その店…まあ3階にあって、換気が良くて
あの…こう…ナンだっけ?えー、回ってるんですよ、扇風機が…そいで、ぜーんぶ吹き抜けになってて
で、5時から開くんで、5時に行って、明るい内に帰って来る
だからもう、夜…闇がコワイですね
イヤ、だから、そこまで飲んでるの、ちょっとコワイ」とおっしゃって
「…っていう感じになりましたよね?
あの闇が恋しくて、夜な夜な出かけてたのに…(笑)」という船越さんの言葉に
「上手いこと言う~!素晴らしい!闇にまぎれたくてねぇ(笑)」と甲斐さん(笑)
「闇に焦がれて…って、すごいスネに傷持つタイプですね(笑)
お互いね『愛の不時着』ですから(笑)」
…と、また古傷に触れられたトコで(苦笑)
「じゃあ、あのー、そういうことで…まあ、ディレクターの方から合図があったんで…
『甲斐さんが船越さんと聴きたい1曲』ということで
さっきもチョロ…チラッと出ましたけど…これでしょ?…萩原健一『大阪で生まれた女』」
…で、また曲の途中で、Qが出たらしく?
船越さんが「『カブんなくて良かったな』と、一瞬思いました(笑)」とカットイン
甲斐さんが「僕、カブったら面白いと思ってました(笑)
カブったら…『たまたま同じ曲です』って言ったら、2回かけんのかなと思って…(笑)
結構、楽しみに、これ選んだんです」とおっしゃると
船越さんは「イヤ、僕ねぇ、最初やっぱり、甲斐さんとだったら、バーの思い出がありますからね
バーで聴くんだったら、バーの思い出の曲だろうと思ったんですけど
でも、やっぱり敬意を払って甲斐バンドだなと、挫折してしまいましたけど…(笑)」と返され
「いえいえ、ありがとうございます!
ナンか…だけど、あの…こう…今こういう時代に生きてる感じってのが
ナンかちょっと戦時下ね…戦争中の時に
『はあ…みんなこんな感じだったのかなあ』って、ちょっと思い巡らしたりするのは
毎日、国のニュース、街のニュース…まっ、東京…東京のニュース、で、近所のニュース
ずーっと気にしながら生きてるのと
あっという間に、毎日、風景が変わって行くじゃないですか
だから…その心象風景も含め、だから、すごいやっぱ緊張感…
どっかで、みんなこう…ナンか予断を許さないものは持ちつつ、みたいな…」
…って「LEGENDS」でも「まあ今、こんな時期なんで、ナンかこう…
ナンかゴーストタウンのような空気の中で生き続けてるトコがある訳じゃないですか
だけど、ナンかね、ある時、急にこう…目覚めると、昔の頭になってる時があって…
昔の頭…ナンか判んないんですけど、昔のような気分で起きる時があって…
そいで、わあ!ってなって、ああ、イヤイヤイヤと思って
頭を切り替えて、今の自分に戻す…みたいな感じの時、やっぱあるから
やっぱ、軽いコロナ鬱っていうか、こういう…みんなそれぞれね
ストレスと言った方がいいんでしょうけど、ナンか不思議な…
やっぱり、しょうがないんだけど、俺、付き合ってくしかないんだけど
不思議な気分で目覚めて、不思議な気分で生きてる時が…瞬間がね、ありますよね」と話されたり
こんな時期に何が一番癒しになるだろうと、色んな音楽をお聴きになった結果
「バート・バカラックが一番!」と、ご自身の番組で何度か曲を流されたり…と
身体は「新しい生活様式」に馴染んで来られたとはいっても
やはり、気持ちが追いつかない部分がおありなのかなあと…?
船越さんも「これだけ人がいない東京、僕ら初めて…4月5月で見るじゃないですか
あんな街の風景って、みんな見たことない訳ですよ
(『キレイでしたもんね』と甲斐さん)
イヤイヤ、もう生態系が変わるんじゃないか?って
ホントに戻って行くんじゃないか?ってくらいに…」とおっしゃっていて
マスクを着け、手を消毒し、ソーシャルディスタンスを守って生活することを
いつの間にか、当たり前に受け入れて「日常」を過ごしていたけど
改めて考えると、やっぱりトンでもない状況の中にいるんだなあと…(汗)