ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

甲斐よしひろスペシャルインタビュー3

2018-04-17 15:11:00 | メディア
シーズン4に初参加される山田拓斗さんが「1ヶ月前の打ち合わせで
しっかりとメンバーと方向性を共有しました」とツイートなさってましたが

甲斐さんもスペシャルインタビュー第3回で…
「僕はどんなツアーでも、始まる1ヶ月くらい前に
全員で集まって、1回打ち合わせをやるんです」とおっしゃっていて

「曲を聴きながら、必要なら譜面も見ながら、ちゃんと頭を整理して
曲ごとに『これはどういう方向性が正しいのか』という話をして
そこで全員の方向性を一致させるんです

そうしないと、曲によってはアプローチが幾つか考えられるから
やりようが判らないということになったりするんですよね
だから、その1ヶ月前の打ち合わせというのは、ものすごく大事なんですよ

そこでしっかり話しておけば、実際に楽器を持ってリハーサルに入る時には
みんなの頭の中は全ての曲に対して、すごくクリアになってますから」
…と、その重要性を説明なさってます

甲斐バンドの皆さんのように、長年おつきあいがある「阿吽」の仲でも
各ツアーごとにそういった確認作業は必要でしょうし
ましてや、甲斐さんの曲を初めて演奏されるとなると
入念なミーティングが何より大切というのは言わずもがな、かと…

「ちなみに、僕の中では、そのさらに1ヶ月くらい前から
具体的な作業が始まってます」と甲斐さん
「セットリストをだいたい決めて
曲ごとにどういう戦略でやればいいかということも考えて
それでみんなで集まるんですけど
僕一人で考えて決めたことは、あくまで仮の決定なんですよね

そこも大事です…というのは、みんなで集まって
そこでメンバーから出た意見にみんなの方向が合ったら、そっちの方がいいから
ハリルホジッチみたいに選手の判断を奪っていくような決め方はダメなんですよ

監督がやるべきは大きな方向性を示してあげて
それを基盤に個々の人間性やカラーを織り込んでいくということですから
それを受けて、今度は選手が自分なりに考える訳ですよね」と話されてるのが
ものすごぉ〜く判りやすかったです(笑)

まあ、限られた時間、数少ない召集機会という中で
それなりの結果を出さなければならない状況を考えれば
ある程度の「決めつけ」は必要かも知れませんが
思い描いた戦略に固執するあまり、それに適合しない選手や
異議を唱える選手を排除するというのは如何なものか…(汗)

ともあれ…「僕らのバンドで言えば
打ち合わせからリハーサルまでの3週間くらいの間に
メンバーそれぞれがやってくる訳です
その上で、それでもまだやってみないと判らないところがあるから
それをリハーサルで決め込んでいくんです
だから、良いミュージシャンというのは、実際に音を出すまでは
完全に決め込むということをしないんです

僕の立場からすれば、メンバー個々が持ち合わせているものを上手く使わないと
そのプレイヤーも生きないし、全体のアンサンブルもつまらないものになってしまうから」と、おっしゃっていて
ホントにサムライブルーの監督になって頂きたいくらいですが(笑)

そういえば、去年のインタビューでも
「毎回フレーズを変えるというようなことではなくて
ある程度決まっている大枠の中で
どれだけ自分の感受性を表現するか
どれだけ自分のビートを入れ込むか、ということに邁進しているというか
そのことをすごく考えながらやってるということです」と話されていて
こちらも、日本代表のことに置き換えられるなあと…(笑)

「で、そうやって実際のステージを経験すると
メンバーにとってすごい自信になるんです
1年目の木村くんと2年目の木村くんは別人のようだったでしょ?
健太もそうだし」…って、でも少なくとも松藤さんは
1年目から「木村くんのベースはすごいですね
100点満点ですよ」と絶賛なさってましたけど…(笑)

また…「例えば、健太がバンジョーを使ったり、マンドリンを使ったりするのは
とにかく、そういう楽器を使ってほしいということではないんです

あるいは、ドブロギターという一般的にはそれほど馴染みがない楽器を
これ見よがしに使ったりしないのも
それを選んで使うことが必然的で、その必然性に従うのが
僕らの中では自然なことだからなんです」と甲斐さん

去年のリハーサル初日に「役者が一人、足りない感じだね」と
甲斐さんが口にされた…そのせいかどうか?(笑)
鈴木さんが「アコギ2本とウクレレ、ドブロ、バンジョーというラインナップ」
…と、沢山の楽器を並べられた写真と共に
「脳ミソの整理が大変です」とツイートなさっていたことを思い出しました(笑)

「まず楽曲があって、それに対する僕らなりのアプローチがあって
それを実現するには、この楽器が一番いいねという
自覚的な判断があって、その結果なんですよね
一番大事なのは、自分たちがやろうとしていることに
僕ら自身がどれだけ自覚的かということなんですよ

自覚的にやるから楽しめるし自信になる
それでまた、もっとやりたいというアグレッシブな思いが湧いて来るんです
今年もまた、その思いを果たすことになります
場所や季節は同じであっても、毎回そのステージは違うものです

1年という時間が流れて、その間に人の気持ちも変わっているし
取り巻く状況も違ってる
ただ僕らは毎回『勝負する』という強い意志を持ってステージに上がります
それは変わらない
その強い意志と、それが鳴らす挑戦的な音を
どうぞ現場で楽しんで下さい」と結ばれてます

去年のMCで…「孤独のグルメ」のシーズン6が始まったことに触れられ
「俺たちもボックスセットが出せるくらい続けようか(笑)」と
笑っておられたらしいんですが(笑)

この結びの言葉といい、インタビュー第1回におっしゃった
「同じ時期に同じ会場でやるんだけれども
でも同じアプローチはあり得ない訳だから

それに旬が過ぎたと思えば止めればいいんですよ
でも今の僕たちはもっと果敢にやりたい
もっとチャレンジしたいという思いが強いから今年もまたやるんです」というご発言といい
あまり遠くない将来、ホントにボックスセットがリリースされそうな気が…(笑)





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