ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

甲斐よしひろ BEAT HARD WORK(7/6)3

2017-07-08 13:07:00 | メディア
もう一通、お一人でビルボードに参戦なさった方から
自由席で知らない方と相席になった場合
声をかけようか?でも、話しかけられるのがイヤな人かも?と
悩んでおられるといった内容のメールを読まれ
「こういうことって、行く前から判ってる訳ですよね」と甲斐さん

「別に文庫本持って行けば良いじゃないですか
気取った風に取られるのは、あれですね、読み方ですから…
文庫本って、持ち方と読み方があって
気取った持ち方と気取った読み方すると、そういう風に思われますけど」

…って、おそらく?手のひらで実演なさっているのか
手を叩くような音が聴こえたものの、特に説明がなくて
一体どんな持ち方だったのかなあと…(苦笑)

「こういうことって、しょっちゅうありますから、病院だって何だって…
僕、知り合いの病院しか行かないんで
30分以上、絶対、待たされることないんですけど
こういうのはね、やっぱり、それぞれ大人なんで
皆さん、作戦を練って行った方が良いんじゃないかと思います」

…と、おっしゃってましたが、一人で参戦していた頃の奥さんは
会場へ向かう列車の中など、移動の時ならいざ知らず
「ライブが始まる直前に本を読む気になれない」と言ってたし(苦笑)

老眼が入って来てからは、コンタクトを装着したら
文庫本はおろか「チケットの座席番号すら見えない」らしく(汗)
もっぱら、SEを聴きながら、スタッフの方のお仕事ぶりを拝見していたみたいです

それはともかく…「ブルーノートもビルボードも、すごい面白かったのは
大人の…特に男たちがですね、時折、両手を合わせて
俺に向かって祈るなよ!っていうような…(笑)

あれ、やっぱりナンかね、たぶん自分が若い時に聴いてた曲とか
ほぼやってない曲を、いきなりのタイミングで聴いて
『おおーっ!』って感じになるんだと思うんですよね

ビルボード・ツアーっていうのは、結局、ナンて言うんですかね
あまりやってなかった、ほとんど…1回も触れたことない曲とか
ほぼ、やってなかった曲を、その中でかなり…3分の1以上盛り込んでるんで
そういうチャレンジの場でもあるんでですね」と話されてましたが

「通常のライブでは取り上げ難い曲をやる」というのは
ロッキュメントの頃から実践なさってますし
今回の観客のリアクションが、特に印象に残られたのは
甲斐さんの言われたように、レアな曲が聴けたことに対する
嬉しい驚きのためであったことはもちろんでしょうけど

年齢を重ねられて「その曲を聴いた当時に一瞬で引き戻される」
反動というか、衝撃というか、そういった時間の重みみたいなものが
ズドンッ!と来る感じがおありだったんじゃないかと…?
引き戻された時代が多感な頃なら尚更…って
これは、自分の体験がたぶんに入ってマス(苦笑)

ともあれ…「それを、今のメンバーはみんな30代ですけど
むちゃくちゃ上手いですから、奴らは…
しかも去年よりも更に今年は上手くなってましたんで、大したもんだなと…

今の10代から20代にかけて上手いヤツ
むちゃくちゃ少数なんですけど、やっぱりいるんですよ
それが、ロック界もクラシック界もポップス界も、タンゴも含め
いるんですよ、ズバ抜けたヤツが
そういう人は、外国行ったり、色んな経験もしながらやってるんですが

良いですよね、自分のペースで、自分の生き方で
自分の音を、サウンドを作って行くのは
『へぇー、ついに出て来たな』と、この国は…って感じで、僕も思ってるんで
どんどん、どんどん良くなるんじゃないですかね」
…と、相変わらずハードリスナーでいらっしゃることが窺えるコメントでした

3曲目は「ベスト・オブ・ロック・セット〜かりそめのスウィング〜」から
「タイトル曲を…」ということで【かりそめのスウィング】

前回のセイヤングで流れた時にも、ふと思ったんですが
ニューレコーディングっていうことは
あのバイオリンやウッドベースも新たに録り直されたってこと?
じゃあ、ビルボード・ツアーのメンバーの方が弾かれてるのかなあ?
イヤ、別にオリジナルと聴き比べて吟味した訳じゃないですけど…(苦笑)

曲が明けて、甲斐さんいわく…
さっきの【非情のライセンス】はカバー
ドラムのブラシが入ってるんで、非常にどっかブライトに聴こえる感じでね
これは、上手く仕上がったなという感じがします
このアプローチはやりたかったんで

…と、かなりお気に入りのご様子でしたが
ツアーが始まって、実際に佐藤強一さんのドラムで
この曲を歌われる時のお顔が目に浮かぶようですね(笑)

余談ですが…以前に「マイ・ムービー」のコーナーで取り上げられていた
「裏切りのサーカス」をやっと観ました

甲斐さんの説明を勘違いしていた部分
…「コントロール」さんが主人公だと思ってたら違ってました(汗)…もありつつ
老いた諜報部員の悲哀も描きながら、二重スパイの正体に迫って行く中

クライマックス・シーンで、ホントに唐突に
フリオ・イグレシアスの【ラ・メール】が流れてビックリ!

この曲のことをすっかり忘れてたせいもあるんだけど(苦笑)
そもそも、朗らかなストーリーじゃないし
ラストも爽やかな雰囲気で…とは行かず
舞台となるロンドンにしても「太陽がいっぱい(笑)」な感じで映されてないので

この「真夏の海」や「ギラギラ眩しい日射し」を彷彿させる曲が
いきなり「それもライブ盤だよ(笑)」って聴こえて来た時には
「えっ!?」となってしまいましたが
原作も読んでみたいなあと思える1本でした♪

まあ、そういう意味では「キイハンター」の主題歌が
【非情のライセンス】だったというのはナットクです(笑)
コメント
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