NOHEA 'ILIO

僭越ながら、屋号犬神屋を名乗らさせていただいております。
19年春、ホノルルからラスベガスに転居してまいりました。

来た

2014年07月28日 | Weblog
夏。
長く伸ばした髪を、漆黒に染めました。
夏。
それはあの御方様が
きっときっと、来る季節。

この季節もまた、あっけなくとり憑かれているわけですが。
ドラマはシリーズ化されました。
国際的に、映画化もされました。
全書籍、アタマから読み返したりしています。
夏。
やっぱり来てしまったあの御方様。
人々の、昏い憧憬と 熱狂的な崇拝を、一身に集めるあの御方様。

貞子。
サダコヤマムラ。
井戸の底には、この夏の灼熱も届かず
水は、今日も、黒々と冷えていますか?

子供たちも驚きます。
「ママ、また貞子観てるの?(英)」
旦那さまも驚きます。
「キミ、また貞子読んでるの?(英)」
眠っても、立ちのぼる瘴気に身を任せ、光射さぬ井戸の底の夢を見ます。

すると
いくばくかの
涼を得られて
忘我の境地に至れます。

この気持ちを、どうお伝えすれば良いのでしょう。
もどかしさに、身を揉む思いがいたします。
永く。
ああ永く。
心より心酔し
つらつらと、お慕い申し上げてまいります貞子さま。



※お写真は、井戸から貌をのぞかせる貞子さまと(バセンジーのえみこさん)その様子をひっそりとうかがう高山竜司氏。(猫の白珠伯爵夫人)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする