日本の「政治」の〈可能性〉と〈方向性〉について考える。

「政治」についての感想なり思いを語りながら、21世紀の〈地域政党〉の〈可能性〉と〈方向性〉について考えたい。

私の「システム論」と、以下の記事とそれに対する「コメント」を、相互に結び付けてさらなる論の展開に導くための一試論

2020-05-02 | エッセイ
私の「システム論」と、以下の記事とそれに対する「コメント」を、相互に結び付けてさらなる論の展開に導くための一試論

早速で恐縮だが、先ずは以下に張り付けた記事(「阿修羅 総合アクセスランキング瞬間」からの引用記事)〈世界を収容所化し、経済活動を麻痺させる政策はビル・ゲーツの財団から出ている(櫻井ジャーナル)〉http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/647.html 投稿者 赤かぶ 日時 2020 年 4 月 30 日 14:28:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU Tweet)に目をとおしてほしい。

その前に一言。私の興味は、記事の一番最後にある三つの「段落」で述べられている内容である。特に最後の段落に注目した。先ずは、ご一読お願いしたい。  

「記事、引用貼り付け、始め」

 入学や新学期の始まりを9月にするという話が持ち上がっている。その理由は言うまでもなくCOVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大を防ぐためという理由で安倍晋三首相が3月2日から春休みまで全国の小中高と特別支援学校に臨時休校を要請したことに起因する。

 インフルエンザのような感染症が流行した場合、学級閉鎖や学校閉鎖といった対策がとられてきたが、今回は感染者のいない学校も全て含めての一斉休校。合理的な判断ではないと考え、この決定を批判する人は少なくなかった。

 しかし、入学や新学期の始まりを9月に変更するということが一斉休校を決めた真の理由だとするなら理解できる。COVID-19を利用して入学の時期をアメリカなどと同じ9月にしようと考えた人物が安倍政権の内部、あるいは首相の周辺にいたとしても不思議ではない。

 こうした学校のシステム変更だけでなく、全世界で社会システムが変えられようとしている。世界規模で人びとの基本的な人権は大幅に制限され、一部の国ではロックダウン、つまり人びとを監禁状態にする政策がとられている。

 このロックダウンを正当化するため、そうしなければCOVID-19の感染拡大で多数の死者、例えばアメリカでは220万人が死ぬという推測が存在する。ジャーナリストの?F・ウィリアム・イングダール?によると、そうした推測の発信源はイギリスのMRC GIDA(医学研究委員会グローバル感染症分析センター)とアメリカのシアトルにあるワシントン大学のIHME(健康指標評価研究所)。

 MRC GIDAは2008年にニール・ファーガソンらによって設立された団体で、WHOと緊密な関係にある。スポンサーはビル・アンド・メリンダ・ゲーツ財団。イギリスをロックダウンに導いたのは、COVID-19のためにイギリスで50万人が死亡するというIHMEの予測。アメリカでは220万人が死ぬとしていた。政府がロックダウンを決めた数日後、この研究所は予測値を大きく下げている。

 IHMEは2007年にビル・アンド・メリンダ・ゲーツ財団の1億0500万ドルで設立された??。創設メンバーの中にはWHOで現在、事務局長を務めているテドロス・アダノムも含まれている。2017年には財団からさらに2億7900万ドルが寄付されている。ビル・ゲーツのマイクロソフトからも1億ドル程度が渡っているともいう。

 アメリカ政府の感染症に関する政策決定で中心的な役割を果たしている機関はNIAID(国立アレルギー感染症研究所)。その所長であるアンソニー・ファウチ所長の影響力は大きい。NIAIDもビル・アンド・メリンダ・ゲーツ財団と関係が深く、財団から研究所へ2019年10月に1億ドルが提供されている。

 ファウチは2月28日にCOVID-19の致死率は1%未満かもしれないとニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスン??で書いているのだが、?3月11日にはアメリカ下院の管理改革委員会でCOVID-19の致死性は季節性インフルエンザの10倍だと発言?した。WHOがパンデミックを宣言したのはその11日だ。ドナルド・トランプ大統領は13日に国家緊急事態を宣言、人びとは「監禁」状態になる。

 COVID-19の患者が発見される前の昨年10月18日、ニューヨークでコロナウイルスのパンデミックを想定したシミュレーションが実施されたことは本ブログでも紹介した。ジョンズ・ホプキンス健康安全保障センター、WEF(世界経済フォーラム)、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団が主催した?イベント201?である。

 その??シナリオによると、ブラジルの農場で感染は始まり、1週間で倍増するというペースで患者は増え、ポルトガル、アメリカ、中国など多くの国へ感染は拡大していく。当初、コントロールできるように見えても拡大は続き、再流行もあってコントロール不能になる。シナリオが終わるのは18カ月後、6500万人が死亡してからだ。このシナリオは中国を含む東アジアの国々で破綻している。

 人びとをCOVID-19で脅し、世界を収容所化し、経済活動を麻痺させる政策はビル・アンド・メリンダ・ゲーツ財団から出ていると言える。中国を攻撃する情報の発信源もここだ。勿論、表に出ているこの財団は真の司令部ではないだろうが、重要な役割を演じていることは間違いない。

「以上、引用貼り付け、終わり」

冒頭において指摘したように、私は一番最後の段落にある次のくだり、すなわち、 「人びとをCOVID-19で脅し、世界を収容所化し、経済活動を麻痺させる政策」のくだりに、とくに注目した。

私のモデルで示している{[B]→(×)[C]→×[A]}(なお、モデルは、省略形、共時態モデルである。)の「システム」とその関係の歩みを、今後さらに強化し、発展させていく上で、先のくだりの内容は、勿論、関係してくる話だ、と私は理解している。何か偉そうな物言いかもしれないが、このくだりは、私にまた、モデルで私が読者に伝えたいことを、思い出させてくれたのだ。

何度も拙論や拙著でも語ってきたように、私たちは、〈システムとその関係の歩み〉の中に、それこそ大航海時代以降から数えても、六〇〇年以上この方、このシステムの中に、世界中の諸地域とそこに暮らす人々が漸次、「システム国」と「システム人」へと変容させられていく「歴史」を辿ってきたのである。

その歴史は、まさにいつも怖ろしいものであった。と言うのも、システム国とシステム人は、常に「総力戦体制」の下に、総動員される形で組み込まれ、生き続けてきたのである。だが、それにもかかわらず、私たちは、とくにかつての先進国とそこに生きる人々は、何か素晴らしい時代を切り開いているような思いで、世界の残りの地域と人々を見渡していたのではあるまいか。私たちは、文明国であり、普遍的人権をまだ手にしてない人たちにも享受させる使命がある、そんな傲慢さを疑うことなどなかったのであろう。

先の引用のくだりにある「世界を収容所化」させる云々は、私のような「システム論」者からすれば、ことさら驚くような話でもない。ずっと、そうなのである。また「経済活動を麻痺させる」のくだりも、別にコロナウイルスが「主原因」ではない、と私はみている。前々回?の記事でも触れたように、株式市場は「盛況」である。何ら麻痺などしていない。

勿論、経済不況や好況は繰り返し引き起こされるのだが、その主原因は、「システム」とその関係の歩みに起因するものなのだ。簡潔に言えば、覇権システム、世界資本主義システム、世界民主主義システムが相互に関係、連動する中で引き起こされる「システム」の「高度化」と「低度化」に起因して生じる者であり、経済学が説くように、需要(消費)と供給(生産)云々の話などではないのだ。

その関連から付言すれば、戦争も、また今次のコロナ・ウイルスも、そして必ずや到来するいくつものウイルス変種騒動も、このシステムの形成と発展のために、その「手段」としての役割を果たす者に他ならないのである。

また、この関連で言えば、この記事に対する「コメント欄」にある次の指摘は鋭い。6番目のそれであるが、「人為的に恐慌を引き起こし、資産を安く買いたたく魂胆か。」のくだりは、私もかつての米国発の「大恐慌期」の歴史を回顧するときに、真っ先に思い出す内容である。おそらく、いまハゲタカによる経済活動の再編が進行中であろう。

その際、問題となるのは、少なくとも30年から50年後の世界経済がどのように再編成されているかを、今から予測できる議論の枠組みを用意しておくことではなかろうか。私が一番危惧するのは、日本の中でこうした議論が沸き起こってこないことなのだ。口を開けば、ワクチンが、薬がどうのと、コロナ一色である。

いま必要な「薬とワクチン」は、これから先の日本と日本人がどうすれば生き残れるのか、それを提示できる羅針盤と、それに依拠した青写真ではあるまいか。私たちは、本末転倒な話ばかりをここ2カ月以上にわたり繰り返しているのだから、私の頭も普段以上にイカレテしまっている。まだ、私はそのイカレタ様がわかるから、大丈夫?だが。

たとえば、先の6番目のコメントにあるくだりが、たとえそうであったとしても、そうした経済活動は一体、どのような次の活動につながるのか、またそれから次は。それと関連して、その経済活動は、政治活動へ、どのような影響を与えるのか。---。さらに、そうした経済や政治活動を、外交や防衛、軍事活動と結び付けて考察するとき、どのような姿が浮かび上がってくるのか。

私たちは、既にこうした「予測」を立てることができるのである。先の大恐慌期を起点として、その前後の世界の主要諸国の政治、経済、外交、防衛、軍事活動を振り返るとき、おおよそのシナリオを描くことができよう。私が以前のブログ記事で、「20世紀版『危機の20年』」「21世紀版『危機の20年』」を書いていたのは、このコロナ騒動で本末転倒的な類の話は、「できれば」避けたいものだ、との自責の念を込めていたのだが。

そのコメントで、気になったのは、8番目と10番目の方であった。この方々には、是非とも、私の拙論や拙著に目をとおしてほしい、と切に願うのだ。

「以下は8番目の方のコメントである。」

(コメント、始め)
世界中で起きているコロナ戦争を冷静に見てくると、
この戦争を引き起こした影の悪がいるわけで、
その目的は何かと考えれば暴利しかないわけで、
その暴利は何から生まれるかというと、
新薬とワクチン販売しかないわけで、
世界に何処製のワクチンはいくつかあるだろうが、
やはり、一番受けたくないのはゲイツ財団製のそれで、
何故って、
ビルゲイツはすでに世界のクラウド制覇をしているわけで、
ワクチンにナノチップを入れよう/れたなんて話もきこえてくるわけで、
こうなったら、信じる/信じないはあなた次第ということになるがね、
そういえば、レムでシビルは疑惑だらけのギリアド社製だったよね。
怖い、怖い。
安倍政権は日本製のアビガンよりも先にこちらを承認するとからしいから、
日本人の命さえ売ろって話だよねー…、
怖い、ほんとうに怖い。

(コメント、終わり)

私も「同じ意見」(話がややこしくなるから、ここはそうしておくだけ)だが、だからこそ、その「怖い」ものをつくり出す仕組みを想像し、創造してほしいのだ。何か上から目線でえらそーな物言いはご寛恕お願いしたいのだが、私の体験から言えば、その怖い者をつくり出すのに手を貸していたのが、なんと近代市民革命であり、近代憲法であり、その流れをくむ日本国の平和憲法であったのだ。

また、同じ話となってしまい、読者に叱られそうだが、仕方がない。なんとなれば、私たちは、ずっと同じ仕組みの下で生きてきた、生かされてきたからである。最後に、10番目の方のコメントを引用貼り付けておきたい。私も、この方と「同じ意見」である。8番目のコメントと類似している。私が思うのは、これから先を、どう描くのか、それを考えてほしいのだ。

それはそうと、最近の私の記事は、少し乱暴な表現が多いかもしれない。それは反省しているのだが、ブログ記事は、拙論や拙著では書けなかったというか(拙論や拙著では、「阿修羅」の記事を参照・引用して書くことなどはしないというか、できないが)、同じ話だとしても、少しくだけたもの言いができて、それはそれでいいのだが、ただ荒野に叫ぶだけでもつまらないから、自分の話を次につなげるとどうなる、それを考えてほしいのだ。これは、いつも自分に言い聞かせていることだ。

それでは遅くなったが、10番目のコメントは次の通り。

(コメント、始め)

10.世界を飢え死にの恐怖に陥れる元凶は人口が多いことではなく、
ひとえに人間の「強欲さ」による独占行為にあるのである。
飢餓の原因は多くの強欲な資本家などが
富と食料を独占するからに他ならない。
それを無視し、人口を減らせと嘯くが、その方法論では
最終的に地球上から人が全くいなくなるのである。
何重もの欺瞞の積み重ねの結果、大殺戮を肯定する悪魔性よ。
無智と愚かさ、傲慢さの極みである。

(以上、コメント終わり)

最後に一言。
もし、このコメント欄の6、8、10番目の方々が、普遍的価値や平和憲法、あるいは既存の与野党を含めた政党支持者であれば、私は正直、がっかり、がっくりだが、それでも、まだいいか。いや。良しとしよう。また、えらそーに。

ただし、〈システムとその関係の歩み〉を振り返るとき、システムは決まって、いろいろな「戦争」を引き起こしてきた。その際、私がただ読者に伝えたいことは一転の身である。{[B]→(×)[C]→×[A]}のセカイ・世界のさらなる発展とその維持、強化と、そのために引き起こされるセンソウ・戦争である、ということだけを考えてほしい、その一点だけである。

なお、カタカナのセカイ・センソウは、私たちの日常生活が繰り返されるセカイと、そこでの争いを念頭において使用している。これに対して、漢字表記の「世界・戦争」は、文字通りの国内を超えた、対外的な空間としての世界と、そこで繰り返される争いを、戦争として描いている。

しかしながら、この区分けも、曖昧模糊としたものだということを、あらかじめ銘記しておいてほしい。つまり、センソウ→戦争、逆に戦争→センソウとなる可能性もあり、セカイ→世界もあれば、逆に世界→セカイにつながることも多々ある。私のモデルは、もともと「関係」論的モデルだということを、お伝えしておきたい。

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