日本の「政治」の〈可能性〉と〈方向性〉について考える。

「政治」についての感想なり思いを語りながら、21世紀の〈地域政党〉の〈可能性〉と〈方向性〉について考えたい。

私の語る「システム」論から、「過敏症」を自認する私の気になることをあれこれと思い浮かべるとき(続)

2024-05-23 | 日記
私の語る「システム」論から、「過敏症」を自認する私の気になることをあれこれと思い浮かべるとき(続)


 (最初に一言)


 前回記事での「過敏症」云々の物言いは、私自身が今の日本社会に対して抱いている違和感を、少し皮肉を込めて述べてみたいとの思いから出てきたものである。今の日本は、「過鈍感症」の人々で満ち満ちた、それこそそれゆえにとても幸せな人間集団から構成された社会なのだろう。


 もっとも、こんな過鈍感症の人間集団に対しては、何を言っても意味はないから、どうにもならないことを知りつつも、過敏症の私には、これまた何を言われても効き目はないから、オアイコというかいい勝負であるに違いない。そんな目糞鼻糞を笑う次元の関係を断ったうえで、今回もほんの少しばかり前回記事の続きを書いてみたい。


 昨日と今日の朝のニュースで、自民党の裏金問題を解決処理する法案に対して、立憲何某党の女性議員が声高に批判の矢を放っていたような場面があったのだが、こんなヤリトリだけで、次回の選挙時の投票判断材料にしろよと伝わってくるようで、もうどうしようもないのだが、今の日本の国力というか国民の生活力の低さを鑑みれば、こんな与野党議員の代表しか国会にはいないだろうから、つまらない選挙となるのはもう目に見えているのではあるまいか。


 こんな日本の中で生きていれば、もう鈍感になるのは当然のことだろう。鈍感からやがて遅鈍の状態になっていくしかあるまい。もっとも、遅鈍な人は鈍感でもあるから、わが身の状態さえわからないのだが。それにしても、相当にこの日本はやばくなってきた。自然環境や社会環境の悪化・劣化に対して国民の目を向けさせないような情報しかないように思われて仕方がなくなるのだ。円安問題一つを取っても、マトモに真面目に語ることのできる研究者やジャーナリストが驚くほどに少ないのである。 そこには、私たちがある特定の特殊な社会の制約の中で食べて生きていかなければならないとの、これまたどうしようもないシガラミというか重しが存在しているのは言を俟たないのだが、それを鑑みたとしても、あまりにもひどいのである。よくもこんな記事にお金が支払われるのかと思うと同時に、だからこそ、「システム」には貴重な人材である、とすぐさま感心してしまうばかりの私なのだ。


 それにしても、「システム」は、そこに組み込まれている日本と日本人に対して、「システム」の維持と発展と存続に重要な問題には過鈍感症に甘んじさせるような情報提供をすると同時に、逆に「システム」に危害を加えないような問題に対しては過敏症に導くような情報提供を怠らない、と私は、みている。こうした情報操作を何十年間も受けてきた人たちは、やがては何が大切であり、何がそうではないかとの判断・識別能力さえ失うのではあるまいか。ずっと以前から続いている報道番組におけるありとあらゆる情報のゴッチャニというかごちゃまぜ的な伝達の仕方は、この日本社会において功を奏しているのではあるまいか。


(最後に一言)


 ここまで述べてきた話の内容を踏まえて、前回記事をさっと斜め読みしてもらえば、
私の皮肉云々の意味がお分かりいただけるかもしれない。最近の話題の一つに、上川外相の「女性が産まずしてーーー」の発言に対して、あまりにも過敏すぎる批判的反応が見られた、と私は感じている。私ならば、それよりも、ウクライナへの巨額な支援金提供とかバイデン米国大統領に対する過度な忖度と米国への資金援助等々の問題を過敏に取り上げて侃々諤々の論戦を期待するほうがより望ましいと考えている。だが、こちらに関してはあまりにも過鈍感症を露呈したメデイア対応だったのではあるまいか。さらに、それ以前の静岡前県知事の農業従事者に対する職業差別的発言に対するバッシングを思い出す。職業差別的発言をしているとメデイアは糾弾していたが、その割には日本の農業や農業従事者の現状に対して、あまりにも無責任すぎるというか、米国べったりの米国農業従事者や米国農業関連の多国籍企業の日本農業に対する差別と排除の関係を推進する動きに対しては、これまたあまりにも過鈍感症を決め込んだメデイアの反応ではあるまいか。(続)


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