藤に似ているので草藤(くさふじ)といいます。
茎葉はからすのえんどうにも似てますね。
新聞紙の包みを開けると少ししおれかけになったこの花が。。。
水切りしもう一度新聞紙にくるんで深水につけて一晩
翌朝にはいきいきとした姿になりました。
淡い藤色からだんだんと青紫色へ。。。藤にも負けない美しさです。
ありがとう
母の日の前日オットが摘んできてくれました。
残った枝で瓶花をいけました。
留には庭で咲いたクレマチス`風車’を。
以前はモンタナ、ビチセラ、インテグリフォリア系など
小輪な花が数多くあるタイプのクレマチスを好んで育ててましたが
次第に昔ながらのタイプ、パテンス系のクレマチスにも惹かれるようになりました。
切り花では支柱付きで売られていることが多いですが
(最近ではインテグリフォリア系など新しい品種はそうでないものもみかけます)
庭のクレマチスはいろんなものに絡みついているので
適当な花枝を選ぶのにも苦労するし、思うような長さにもカットできななかったり。。。
それでもやはりい生かしてあげたい庭の花!
ネ♪ ○○さん。。。
知人から山吹をたくさんいただきました。
少し前に庭の山吹でいけたより枝数は沢山です。
開ききってしまっている花も多かったので瓶花にでも。。。と思いました
せっかくいただいたありがたい花!(くださった方も嵯峨御流のお生花が大好きなのです)
やはりもう一度山吹の景をいけてみることにしました。
花器や花の位置など改めたいと思うことがいくつかあったのです。
いただいた山吹はすでに散り始めた枝も多かったせいか
緑の葉がわりと多くついていました。
そのせいもあってか今回のほうが私のイメージする山吹玉川の景色に
少しだけ近くなったように思いました。
連休始め近所のスーパーが菖蒲と花菖蒲を並べて売ってました。
なかなかやるじゃない!
このスーパーのリサイクルボックスは近辺では唯一
ペットボトル・発泡トレイだけでなく空き缶・空きビン類も回収してくれます。
普段は別のスーパーを利用するのですが
リサイクル品を出す時には感謝とお礼の気持ちからここで買い物するようにしてます。
入り口にある切り花コーナーとは別の場所にこの2種だけが置いてありました。
でもどうだろう
ここで買い物をする人たちのどれくらいの人が菖蒲と花菖蒲が別物とご存じかな
このスーパー利用客って若い世代の人が多いのよね
端午の節句に菖蒲湯ってことくらいは知ってるかしら
売れるかな。。。
去年は嵯峨御流のお伝書の節句花にあるように
菖蒲と花菖蒲そして蓬(よもぎ)の三種をいけましたが
今年は先月からずっと元気に葉もどんどん生長つづけている銀葉に花菖蒲をそえてみました。
そしてもちろん菖蒲は菖蒲湯へ^^
短三管に燕子花をいけました。
寄せ筒にはいろいろな置き方がありそれぞれ名前がついています。
これは段杭といいます。
河の堤がくずれないように打ち込んだ杭をイメージしています。
以前著莪をいけた時もこの置き方にしましたが
著莪は陸物なので(杉林や竹林などの林床に群生)水
物の燕子花のほうがこの置き方にはぴったりのように思います。
いける時は蕾のほうがいけやすいけど
やはり咲いている姿のほうが綺麗です。
写真も一番綺麗な姿を撮ってあげたいとは思っているのだけど・・・
三年前に庭に植えた一重の山吹がようやくいけばなにつかえそうなほどに生長しました。
それでいつか一度はいけてみたいと思っていた
お伝書にある『山吹玉川の景色』をまねていけてみました。
玉川とは玉のように清らかな川という意で、
歌枕としてよく詠まれている玉川が六つあり、
六玉川(むたまがわ)とされています。
そのなかのひとつが「井出の玉川」現在の京都府綴喜郡井手町にある小川です。
山吹の名所として知られ藤原俊成が詠んだ
「駒とめてなほ水かはむ山吹の花の露そふ井手の玉川」という歌が有名。
この美しく流れる玉川に咲く山吹の情景をいけばなで表現します。
広口(水盤)に川の景色を移し、
蛇籠(じゃかご:粗く編んだ籠の中に石などを詰めて、
河川の護岸や水を防ぐものとして使われるもので、それを模して花留にしたもの)や石などを用い
山吹の花を二株・三株・五株と広口の大きさに准じていけていきます。
今回いけるにあたり、花が咲いている枝を全部切りましたが、
それでもまだ充分な量とはいえませんが
なんとなくそれらしい景色をいけることができ嬉しく思いました。
また山吹は水揚げも良好で、
一重の花にしては意外に花保ちがよい
優秀な花材だとわかったことが何よりの収穫です^^
(挿花 4月28日)
このお花鳶尾(いちはつ)ではありません。
鳶尾は↓こちら
http://www.hana300.com/ichiha.html
でも昔からそして今でもこのお花いちはつと呼ぶことが多いようです。
本来のいちはつと区別するためか唐いちはつとか西洋いちはつとかと呼ぶこともあるようですが。。。
お花屋さんからもいちはつで配達されました。
それでなくてもアヤメ科アヤメ属の花はややっこしいのに。。。
私自身このニオイ・イリスと鳶尾は区別できると思うけど
ニオイ・イリスとジャーマンアイリスの白花(あるかな)並べられたら区別できないかも。
この時季葉組ものをしっかりお稽古できる季節です。
ニオイ・イリスから始まって燕子花(かきつばた)花菖蒲。。。
慣れるまでは葉の組み方等頭の中がごちゃごちゃになるかもしれないけど
それぞれの特徴を目と手でしっかり感じ取っていけましょうね。
生徒さんへ。。。次回は燕子花です^^