夏休みの最終日
娘と二人で近くにあるギャラリーに行きました。
実は前日にも私ひとりで行き、気になった花器があったけれど
手元に持っているものとまったく趣きがちがうため決心がつかず
娘にも見てもらおうと思ったのでした。
バラでも他の花でも黄色となるとどうしても白やピンク、ブルーに比べ選択率が小さい私が
黄色い器を選ぶこと自体かなり冒険です。
でもこの作家さんの作品の暖かい黄色の色使いがとても気に入ったのです。
ただこの個性的な花器に何の花が似合いだろう
けっこう難しいよねぇなんて娘に言うとちょっと考えて
「ススキなんてどう~」
その一言で決まりです!
黄色といえばなんとなくヒマワリのイメージで夏バージョンの花器かなって思ったけど
こうやって生けてみると
黄色のアーガイル模様がウールのセーターをまとったような暖かさを感じます。
恋しい秋をひと足はやく・・・
猛暑もやっと一息つきました。
お華の稽古でも秋の花材に触れると秋の訪れに心が踊ります。
女郎花は花と葉が同じ年に生じるのではなく、
今年に葉が生じれば、翌年に葉の跡に花が生じるという出生をもちます。
そのことを踏まえて花と葉を別々に株分けにいけ「二季の通い」といいます。
なにげなく眺めていた花々
華道を学ぶなかで、その草木の出生を知ったことも少なくありません。