糸柳の景色いけ二花態をいけ、残るはあと一花態
それは「糸柳雪中の景色」です。
これはまさに雪景色
夜来の雪がかぶさって柳が重たそうに垂れ下がっている景色を表現します。
雪の重みで枝が大きくたわみながらも
枝先端はその雪を跳ね上げているような感じにためていきます。
しかしながらさすがにこれを行李柳の芽吹いている春姿の枝でいけるには無理があるので
今回はあきらめていました。
そうした折、思いがけずいただいたのです!摘んだばかりの枝垂柳の枝を。
まだ芽は固い状態です。
これはお花の神様が練習してみなさいと私を導いて下さっているにちがいない
そんな気持ちになりました。
この花態は根元の草花は雪で埋もれてみることはできないので
あしらいの花は使わず、柳一種でいけるので花器も薄端を使ってみました。
がやはり配り木だけを使っていけるのは七宝や嵯峨三宝をつかっていける生花より
はるかに難しくおまけにそれで「雪中の景色」を。。。
いけた経験がない者の浅はかさというべきか!
とても人様に披露できるような花にはなりませんでしたが
ここ(Blog)は私にとって備忘録のような場所なので
どうぞご勘弁くださいませ。