花あそび

庭で育てた花々や嵯峨御流の花、そして時には野の花を
いっときいただいてそばに置きました。

二重切

2009年03月12日 | 嵯峨御流

二重切の竹筒を用いてのお生花を稽古しました。
二重切は一本の竹に二段のいけ口があるものをいいますが
その口の形にはざまざまなものがあり、
さらにいけ口が3つ、5つとふえることによって三重切、五重切となります。

丈の低い二重切を置いていける場合には上口の竪姿、下口に横姿をいけます。
下口の横姿には菜の花を予定していたそうですが、
花屋さんの都合で都忘れになりました。
菜の花は横姿に生けてもすぐに花茎が上に立ち上がってしまうし
都忘れは私の好きな花のひとつなので嬉しく思いましたが
包みを開けてみるとその花色はピンク!
桃もピンクだよ なぜ?紫や白はなかったの?と思いながらいけました。
家に帰って床に飾ってみると
節句の絵の掛軸ともよく合って(こちらでは四月三日までお雛さまはかざるところが多いです)
ピンクピンクのラブリーな雰囲気もなかなかいいものでした。