花あそび

庭で育てた花々や嵯峨御流の花、そして時には野の花を
いっときいただいてそばに置きました。

正月花

2007年12月30日 | 嵯峨御流

一昨日加村氏宅に正月花をいけてきました。
お床には万年青をいけました。



「七五三(しめ)の伝」
縦姿7枚と横姿5枚の2株をひとつに寄せて、その間に「実囲い」の3枚いれていけます。
常緑の葉に常に変わることのない繁栄を願い、
赤い実を子孫の絶えることのない象徴し、
囲い葉である小さい葉三枚は(幼葉ではなく古葉)
隠居した両親が本家と分家の繁栄を願って温かく見守っている姿です。


お店のほうには松を使い瓶花をいけました。



葉牡丹は以前は園芸用が主だったように思いますが
最近では切り花でもよく見かけるようになりました。
葉牡丹は江戸時代に日本で改良されたそうですが
その品種は大きく東京丸葉系(今回切り花で使ったのもこのタイプ)と
名古屋ちりめん系のふたつに分けられます。
ほかにも大阪丸葉系というのあり
海外では葉牡丹の品種といえば「Tokyo」「Osaka」とかいうそうです。