加村氏のご自宅の庭に柘榴の木があり、実が何個かついていたので
その枝を切って活けさせてもらいました。
柘榴は水揚げの悪い樹のひとつ
よって前日に枝をいただきに行き、
枝葉はできるだけ少なくし(実をより惹き立てるためにも)
切り口を木槌でたたいて深水につけ一晩養いました。
瓶花にするつもりでしたがいただいた枝3本でなんとか体・用・留の役枝が取れそうだったので
お生花にしてみました。
役枝の寸法など厳密にいえばかなり無理がありますが
それでもやはり器が良いとお花がひきたちますねぇ~
今岡山高島屋で嵯峨御流岡山司所の創立80周年記念いけばな展が開催されています。
そこでも備前焼きの器に現代的なアレンジ(心粧華)のとても素敵なお花がたくさんはいってました。
嵯峨天皇が嵯峨院(今の大覚寺)の庭内にある大沢池で菊を手折り
殿上の花瓶に挿されたことにより始まる伝統ある嵯峨御流のいけばな
会期は11月5日(月)までです。
是非ともご覧になってくださいませ。
掛け花にはキミノヒヨドリジョウゴとダルマ菊をいけてみました。