日本水工コンサルタント 社員ブログ

自然との調和に配慮し、農村と都市の新たな風景を創造する

「グランプリ(最優秀賞)いただきました!」その2

2020年12月03日 | 学会参加

 先日報告した通り、フォーラムエイトさん主催の第7回ナショナル・レジリエンス・デザインアワードにて、グランプリ(最優秀賞)をいただきました。詳細

 今回は、発表内容の詳細についての報告です。

  発表した解析結果は、昭和40年代に建設された既設の排水機場の耐震照査、耐震補強を実施した業務の一部です。排水機場は、水路を流れてくる用水や雨水を河川や海に強制的に排水するための施設で、吸込水槽や建屋、吐出水槽、樋管、ポンプ、除塵機、ゲートなど多くの設備が連携して機能する複合施設です。これらの設備のいずれが一つでも欠けてしまうと機能不全に陥り、農作物の湛水被害や家屋の浸水など受益者に多大な損害が発生してしまいます。このため、土木施設としては重要度が高い施設といえます。

 排水機場は、古い施設が全国に多数あり、これらは以後も維持、更新してゆく必要があります。気候変動による雨量の増加や、宅地開発等による流出量の増加に対しては、ポンプの能力を向上させる必要があり、それに伴い排水機場の改築(新築+既設の取壊し)が検討されることもありますが、既設の排水機場を活かして延命する方策を選択することも数多くあります。

 既設の古い排水機場を使い続ける場合には、通常の経年劣化による不具合を補修するだけではなく、施設の耐震性能が課題となることも多くあります。耐震性能に対する照査の結果、建設当時の設計基準では問題なくとも、現行の設計基準では倒壊の危険があると判断される場合があり、耐震性に問題がある場合は補強するか、取り壊して新築することになります。

 補強により耐震性能を満足できる場合には、補強を選択し延命し続けることで、より経済的に運用できるケースも多くあります。これが今回の業務で実施した耐震照査、耐震補強です。

 次回は、解析の内容について触れていきたいと思います!

 

「By 西部支店 H.」

 

 

 

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