当社名古屋事務所のある愛知県のとなり岐阜県の岐阜聖徳学園大学で、3月1日に記者会見が行われ、国際隕石学会で隕石登録された日本で一番新し隕石を公開されました。
この隕石は2012年に岐阜市内で発見されたもので、発見者は「つやがあって、きれいだった」ので自宅に飾っていた。約5年後の2017年6月、発見者は新聞で隕石の写真を見て「これも隕石では」と思い、岐阜県博物館に塊を持参し、専門家に分析してもらった結果、鉄隕石であるとされました。
鉄隕石は重さ6.5キロ、縦15センチ、横20センチ、高さ15センチほど。今年2月12日、国際隕石学会によって登録を承認され、長良隕石と名づけられました。
隕石の中では「IAB隕石」という分類に入り、国内で初めての発見です。IAB分類の鉄隕石は、ケイ酸塩質の部分を含むことがよくあり、その化学組成はウィノーナアィト〔4〕と呼ばれる稀少な石質隕石の分類と類似し、これらの隕石が同一母体に由来したという説もあります。
今回発見された長良隕石は、今から約46億年前の太陽系形成初期に、隕石の母天体(微惑星)の内部で、金属鉄とケイ酸塩が分離した過程を探ることのできる貴重な試料であります。
2018年6月末まで、岐阜市科学館で特別展示されています。
By 名古屋事務所 M