日本水工コンサルタント 社員ブログ

自然との調和に配慮し、農村と都市の新たな風景を創造する

世界かんがい施設遺産 拾ヶ堰(じっかぜき)を見学しました

2017年12月26日 | 現場見学会

 先日、当社が一部設計担当した拾ヶ堰排水路を見に長野県安曇野市に行ってきました。埼玉から約260Km、車で3時間半ほどの長旅です。当日は晴れ、渋滞もなく快適なドライブとなりました。

 さて、その拾ヶ堰について少しご紹介します。拾ヶ堰(長野県安曇野市)は、江戸時代後半の1816年、住民たちの手で開削された灌漑のための農業用水路です。幹線延長は15Km、灌漑面積約1000ha、高低差は5mほどで、2016年11月に開削200周年を迎え、世界かんがい施設遺産として登録されました。万水川と合流する地点には記念碑が建てられていました。

 拾ヶ堰延長約15Kmの内、JR大糸線横断工附近から鳥川に至る約8.5Kmの区間は、国営安曇野農業水利事業(平成7~17年)において、新たに地区内の排水を流入させて、拾ヶ堰排水路(上・中・下流部)として、改築されました。当社は、その水理設計(施設設計)とあづみ野排水路合流工他の実施設計を行いました。


 また、近くにはJR東日本ポスターに採用された人気の撮影スポットがあり、天気が良いと正面に常念岳が見えて絶景です。春にはお花見をしにたくさんの人が集まるとか。

「私が行った時はこのような眺め」

「後ろを向くとこのような眺め とってもいい天気!」

 図面でしか見たことがなかったのですが、実際には大きくて迫力のあるものでした。現実と数字ってぜんぜん違うもので、自分の想像力のなさに反省です。また、図面を描いているときには、設計数値を現実の構造物の大きさにリンクできていないことに気づきました。今後は、なんとなくでも大きさをイメージをしながら図面作成に取り組みたいと思います。

 それにしても寒かった・・・・笑。今度はどこの現場行こうかな・・・

------------------

立ち寄った店

 「お茶元みはら 胡蝶庵」長野県安曇野市豊科5564-26 生大福がやわらかくて、美味しかったです。機会があれば是非。

その他

 堀金の大曲り附近で、収穫時の香り高い新そばを大王わさび農場で収穫したすりおろしワサビで、食すことができます。豊かな大地と清らかな水が育てた真っ赤なりんご、アップルパイ、安曇野林檎ナポリタンを食したり、北アルプス山麓の紅葉や梓川の清流を眺めながらのウォーキング、また史跡巡りを楽しんだり、「安曇野」には見どころがいっぱいです。さあ、出かけましょう!

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 年末年始休業のお知らせ | トップ | 2017年を振り返ると »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

現場見学会」カテゴリの最新記事