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(6)CADデータ交換標準開発コンソーシアム

2008年11月12日 | 今さら聞けない建設CALSの基礎知識
  公共事業の受発注者間における図面データの交換は、特定のCADソフトウェアに依存しない標準的なファイル形式で行う必要があります。
また、この前に述べましたように、政府調達協定においては、技術基準としてISOなどの国際規格の使用が義務づけられています。このためISO国際規格であるSTEPを用いて図面データの交換を行うための研究開発組織として、CADデータ交換標準開発コンソーシアム(SCADEC)が1999年3月に発足しました。
Wg_1  このコンソーシアムでは、異なるCADソフトウェア間の図面データ交換の実現に向けて、ISO国際規格STEP/AP202に準拠した標準フォーマット(SXF)およびこれをサポートする各種基盤ソフトの開発を目的に、産学官合わせて250を超える組織が参加して成果を出しました。
 1999年8月27日の仕様(案)公表以来、その活動はより活発化するとともにISO国際会議などでも大いに注目されるところとなりました。その後、標準フォーマットを用いたCADデータ交換の実証実験を経て、「実運用に耐え得る2次元図面データの交換標準の開発」という初期の目的を達成出来たことから、コンソーシアムの活動を、当初の予定どおり2000年8月31日をもって終了しました。 
コンソーシアムの成果の中には、共通ライブラリというものがあり、これは、現在市販されている多くのCADソフトウェアに実装されており、電子納品のCADデータフォーマット形式である、SXF(P21,SFC)として利用されています。同様に、SXFブラウザは、CADデータの電子納品チェック用として受発注者共に広く利用されています。
SXFブラウザソフトやSXFの仕様書などは、次のURLからダウンロードすることができます。
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