先日、国営巨椋池地区 100人クリーン活動に参加しました。巨椋池(おぐらいけ)は、山城盆地の中央部(京都府の南部、現在の京都市伏見区・宇治市・久世郡久御山町にまたがる場所)にかつて存在した池で、平均水深は1m前後と深くはないものの、周囲は約16㎞、面積はおよそ794ha日本最大級の広大な池でした。
平安時代には、藤原氏をはじめとする公家たちが近辺に別荘を建て、詩や音楽に興じたとか。
清涼な水が満々とたたえられ、ハスの名所としても名高く、7~8月になると水面には可憐な花が咲き誇り、多くの水鳥や渡り鳥が飛来するなど、古くから風光明媚な景勝地として知られました。
1933年に国内初となる国営の干拓事業が開始され、8年後の1941年に完了。634haが新たな干拓地として生まれ変わりました。
都市近郊にあって広大な水田地帯を形成し、豊かな自然環境を育み、農業生産だけでなく近隣都市住民のやすらぎの場・憩いの場としての役割を担っている巨椋池干拓地を対象に、農家・都市住民がともに考え・作り・守っていく水路づくりを通じて、干拓地を大切に想う人の交流・連携を推進することを目的として、巨椋池干拓地の幹線排水路内の草取り・水路周辺美化活動を実施しています。
by 名古屋事務所 A.M.