令和4年7月15日(金)にWEB開催形式で「耐震技術講習会」を行いました。
本講習会は耐震基礎技術の習得者を育成することを目的として、毎年開催しています。
今回は、2020年フォーラムエイト主催第7回ナショナル・レジリエンス・デザインアワードでグランプリを獲得した耐震検討の実施例について講義をしてもらいました。
講 師:西部支店 原田(入社5年目)
講 義 名:
「既設水槽構造の2次元及び3次元モデルによる耐震検討結果比較」
― モデル化の違いによる解析・照査方法の妥当性を確認 ―
講義内容: ポンプ場の耐震照査事例の紹介
講義では3次元モデルに取り組んだ経緯、解析手法、比較した結果について詳細に講義しました。荷重が単一でなく、複雑な構造物は、3次元モデルで解析することで、より現地に即した結果が得られることが分かりました。
モデル図は、解析モデルの全体図(モデルの作成、解析はFORUM8社の「Engineer's Studio」を使用)
講義最後の質疑応答では、3次元モデルに取り組んだことや、解析手法について質問があり、より深く本講義の内容を掘り下げて知ることができました。特に3次元モデルを作るまでどのくらい時間をかけたのかの質問に、「約3~4カ月」という回答に驚き!
今後の業務で耐震検討する場合は、3次元モデルでの解析を活用していきたいです。
by 本社技術部 A.C.