当社で計画設計に携わった内津川水管橋の架設工事を見学しました。 (2015.11.16)
内津川水管橋は、将来予測される大規模な地震発生時に備えるため、愛知県春日井市が水道管路耐震化の一環として、実施されたものです。春日井市水道事業では、主要送水管路の2重化や規模の大きな救急指定病院や防災拠点までの管路の耐震化を図るため、平成20年に春日井市水道事業中長期施設整備計画を策定し、事業を進めています。
この内津川水管橋の概要は、口径500A(SUS304)、支間長59.0m(1径間)、逆三角トラス補剛型式によるものでステンレス製鋼管による水管橋としては、日本でも有数の支間長となる施設です。計画に際しては、ライフサイクルコストに加えて、維持管理性能という観点から全ての材料をSUS304製としています。
本水管橋は、近接ヤードによる地組により、オールテレーンクレーン2台 (220t他)による一括架設によるものとして、国内でも希少な220t級の機種による架設となりました。