こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

東京で戦わなければ

2015年11月25日 22時23分00秒 | Weblog
今日の「JA秋田おばこ」の人たちを見ていて思った。
「どんなに実力があったとしても駄目だ。やはり東京で戦わなければ」と。

今、自分の意見を求めて、または協力を求めて、色々な産地が訪れている。
中には、「この産地なら売れるだろうに」と判る産地もある。

でも、どれもこれも、今のままでは消えていくだけだと思う。
理由は、「井の中の蛙、大海を知らず」ということ。

「自分の米は旨い」
そう思うのは本当だろう。
手塩にかけて育てているのだから。

しかし、思いと現実はイコールではない。
この考え方では、魔物が住む東京では戦えない。
大海の中で、微生物は見えない!

消費地には消費地のルールがある。
さらに、それをコントロールしている自分たちもいる。
それを無視しては、動くはずの物も動かない。
いきなり東京で売ろうとしても、撃沈してしまうのは、当たり前のことなのだ。

自分たちを飛び越えて、消費地に打って出たいというのであれば、莫大な予算を使ってCMを打つことだろう。
それであれば、ルールを変えることも出来るかも知れない。

だが結局、今は、自分たちが売っていることで、効果が出ているだけのこと。
産地の手柄ではない。
所詮は、自分たちの手の中だけでのことなのだ。

なら、自分たちを利用する事が、一番成功する可能性が高いと判るだろ。

今回「JA秋田おばこ」では、遠回しであるが、それを伝えた。

東京が欲しがっている物を、シッカリと作る。
そして、大道で仕掛ける。

そこに、未来の道が見えて来ると思う。
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