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田-22年 畑-23年 価格下落止まらず 民間調査

2014年10月21日 16時27分19秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「田-22年 畑-23年 価格下落止まらず 民間調査 (2014/10/21)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
田畑価格の低迷、長期化――。
日本不動産研究所は、2014年3月末現在の田畑の価格と賃借料の調査結果を発表した。
田の価格は1993年以降22年連続の下落、畑は92年以降23年連続の下落となった。
同研究所は、田の価格と賃借料が下がった一因として、13年産米の価格下落も影響していると指摘している。

・高齢化と米価影響

10アール当たりの価格は、田が79万5473円で、前年比2.8%安。畑が46万1866円で同1.7%安だった。
賃借料は、田が1万427円で前年比3.3%安、畑が5482円で同1.4%安だった。

同研究所は、高齢化や、環太平洋連携協定(TPP)交渉などによる先行き不安などが農地全体の価格下落の原因となっていると指摘。
特に田では、13年産米の取引価格の下落が影響していると分析した。

同研究所が田の価格が下がった原因を市町村役場や農業委員会に尋ねたところ、「米価の下落」を挙げたのは17.2%で、前回の12.9%から増えている。
賃借料についても、米価が下がったことで条件不利地域の水田で借り手がいない状況が進み、下落傾向が拡大したとみている。

一方、畑は、引き続き高齢化が進んでいることなどから、中山間地などの条件不利地域を中心に価格が下がった。
賃借料も、条件不利地域で借り手がいない状況が進み、下落傾向が続いている。

同調査は3月末の結果で、都道府県で農地事情を最もよく反映するとみられる市町村を約1500選び、市町村役場や農業委員会から回答を得た。
回収率は74.4%。
というもの。

全ては、今迄のツケ。
その場その場での対応しかしてこなかった、末期的な結果だと思う。

今が良ければ良いではない。
売れれば良いではない。

農産物の価格を下げてしまったら、それを栽培する土地の価値は無くなっていく。
そんなことは、当たり前の事。

産地を、地域を、守り育てるという事について、考えが甘かったという事だ。

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