こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

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地理的表示きょう施行 消費増へ高まる期待 国内外で知名度向上

2015年06月01日 15時37分37秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「地理的表示きょう施行 消費増へ高まる期待 国内外で知名度向上(2015/6/1)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
産地名と一体となった特色ある農産物や食品の名称を国が保護する「地理的表示(GI)保護制度」が1日、スタートする。
産地の自然条件や伝統製法と結び付き、一定の品質基準を満たすものが対象。
登録されれば品質について国がお墨付きを与え、マークを付けて他の産品との違いを明確にする。
約10の産地が初日に登録を申請する方向だ。
GIがブランド価値を高め、消費拡大につながる好機とみて、産地の期待は高い。

鳥取県のJA鳥取いなばは1日にも、約100年前から生産してきた「砂丘らっきょう」の登録を申請する。
登録を目指すのは、鳥取市福部町産の生のラッキョウと、酢漬けなどの加工品だ。

「砂丘らっきょう」は、風が強い砂丘畑で生産するため無駄な水分がなく、長く続くしゃきしゃき感と色の白さが特徴。
研究施設で3月、ラッキョウのかみ応えを分析した結果、他産地産と比べて1枚目からかみ終わるまでほぼ同じ軽い圧力でかめるため、独特の食感が長く続くことが判明した。
申請では、この分析結果と色の白さを示す写真を添付する。

同JA福部支店の藪根彰人支店長は、GI登録で「プレミアム感」が得られ、価値の高い商品を求める消費者などの購買意欲に響くことを期待する。
一方で「砂丘らっきょうの国内外での知名度アップにつなげるためにも、GIを広く知ってもらうことが重要だ」と指摘する。

長野県のJAみなみ信州も、高森町市田地域を含む下伊那郡などで生産している干し柿「市田柿」の登録を1日に申請する予定だ。

「市田柿」の特徴は、あめ色で、もっちりとした食感と上品な甘さ。
秋から冬にかけ、天竜川から霧が発生するため、干し柿の湿度が保たれて、特別にもっちりとした食感が生み出されるという。

申請では、他産地の干し柿と「市田柿」の切断面の写真を対比させ、肉厚、繊維の緻密さ、色彩などがひと目で分かるよう工夫。
甘さは糖度計で計測したデータを添付する。
歴史性も登録の必須条件で、郷土本を参考に大正時代の出荷が起源であることを記載した。

同JA柿課は「特徴の説明には苦労したが、登録されれば国の評価として売り込める。価格への反映や輸出への効果も期待できる」と展望する。(川口知也)
というもの。

お米で「地理的表示」が出来るのかというと、かなり難しいのではと思うが、それでも説明の仕方によっては、不可能では無いと思っている。
これから地域が作り出す6次化商品は、初めから、この「地理的表示」を考慮しておく必要があると思う。
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