こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

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米価下落で稲作最低 園芸、肉用牛もマイナス 日本公庫 14年農業景況調査

2015年04月07日 19時43分17秒 | Weblog
日本農業新聞 e農ネットに「米価下落で稲作最低 園芸、肉用牛もマイナス 日本公庫 14年農業景況調査 (2015/4/7)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
日本政策金融公庫が行った2014年の農業景況調査で、米価下落による稲作農家の経営悪化が浮き彫りになった。
農業経営が前年より「良くなった」という回答から「悪くなった」という回答を差し引いた指数(景況DI)は、稲作が北海道、都府県ともに過去10年間で最低となった。
15年の経営見通しも大幅な改善はない。

稲作の景況DIは、北海道がマイナス67.2、都府県がマイナス71.0と前年からそれぞれ60ポイント下がった。
米価下落の中で生産コストの改善が見られず、収支が悪化した。

全体の景況DIはマイナス33.7で、過去10年で最低。
稲作経営の景況悪化が全体を引き下げた他、野菜や肉用牛、きのこ、施設花きも前年よりマイナス幅が拡大。
原油、穀物の国際市況は若干下落しつつあるものの、資材や飼料価格に反映されるまで一定時間がかかることや円安などによる影響で生産コストが高かったためだ。

景況DIがプラスになったのは養豚、ブロイラーなど一部にとどまった。
養豚は67.5と前年より20ポイント以上高くなった。
国内外で豚流行性下痢(PED)が発生した影響で販売価格が上がったたため。
一方で、今後は生産量の回復につれて相場高が長く続かないとの見通しや、生産コストが高いことから15年の見通しはプラスにとどまったものの大幅に下がった。

調査は公庫が融資する担い手農家を対象に行い、7966の回答を得た。
このうち稲作農家は4割を占める。
というもの。

今までのように、量を求めていたり、売れてしまえばよいという考え方では、生産者は生きていかれないのは確実。

では、どうすればよいのか?

自分は何度も言っているが、1人では何も出来ない。
規模が大きくても、生き残れる人は限られる
昔なら出来たことでも、今の時代では、どうにもならない。
理想と現実があるという事も、やはり理解しておくべきだ。

自分たちとして、どうやって生き残っていくのか。
パチンコをしたり、飲んだくれている暇があるのなら、勉強するべきだ。

産地の将来は、最悪5月には見えてしまうのだから・・・
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