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和魂和才を取り戻せ 政治評論家 森田実氏

2014年05月17日 14時41分06秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネット[解読 TPP交渉の今 識者に聞く 6]に「和魂和才を取り戻せ 政治評論家 森田実氏 2014年5月17日」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
4月の日米首脳会談と共同声明は日本国民にとって最悪のものだった。

環太平洋連携協定(TPP)についてはもともと、交渉自体が秘密という性質であるためか、共同声明は抽象的な表現にとどまり、最終的な結論が発表されなかった。
そして不確かな情報だけが出回っている。
実際にどのような交渉をしたのか秘密のベールに包まれているが、安全保障政策でオバマ大統領が安倍晋三首相の要求をのむ形を取ったことと引き換えに、TPPについては安倍首相が引いたのではないか、と懸念している。

共同声明によると、妥結にはまだ詰めの作業が残っているとしているようだが、帰国した米通商代表部(USTR)代表のフロマン氏が上院財政委員会の通商政策に関する公聴会で、TPP交渉をめぐる日米協議について「重要な一線を越えた」と発言したと聞く。
一方、日本政府はまだ決まっていないことだけを強調している。
まさに秘密交渉が生み出すゆがみだ。
秘密交渉を理由に詳しいことを言わないのは、国民に対して全く不誠実で、ごまかしだ。

そもそもこの間違いは安倍首相が昨年3月、TPP交渉への参加を決断し表明したところから始まった。
安倍政権と自民党は「聖域なき関税撤廃」を前提としないことを確認して参加に踏み切った。
選挙でも、日本が守るべきものは守り抜く、もし守れなければ脱退するとの主張を掲げ、勝利したはずだ。
しかし最近、その発言もトーンダウンしているとみている。
国民はまたしても選挙公約に裏切られたとしか思えない。

自民党も政府に従うだけになっている。
かつては政府が勝手に走ったら駄目だと制御していた。
本来は「党高政低」でなければならないのに、今は逆転し、政府が主導権を持ち国会が従う構造。
国民が無視されているのに等しい。

こうした政治に絶望しているためか、おとなしい国民が多い。
しかし本来は権利を主張すべきだ。
おとなしすぎると政治家はどんなことでもやる。
TPPに関しては「明らかに公約違反、交渉参加前の状態に戻してくれ」と主張していくしかない。
極論としては、安倍内閣を取り替えるという選択も必要になってくる。

今の交渉状況をみると「利して利するなかれ」という政治家の精神は崩れている。これは「国民の利益のみを図って、自分の利益を図ってはいけない」という政治家の生き方を示した言葉だ。

日本人には自然を大事にして共存したり、農業を大事にしたりする精神が宿っている。
精神までも米国に従っていく“米魂米才”でいいのか。
“和魂和才”を取り戻すべきだ。
われわれは目を覚まさなければならない。(聞き手・久米千曲)
というもの。

ハッキリ言いきってくれるので、気分がイイ記事だと思う。
逆な立場の人たちには、イライラする記事かもしれないけど。

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