日本農業新聞e農ネットに「販売にイメージキャラ活躍 親しみ、信頼感呼ぶ (2014/3/2)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
人気タレントや俳優らを地元産米のイメージキャラクターに起用する産地が増え、消費に高い効果を上げている。
北海道と山形県は「ゆめぴりか」「つや姫」で、テレビコマーシャル(CM)などを活用して宣伝した結果、商品への消費者の認知度向上や購入増加につながった。
新潟県や秋田県なども2013年産から「コシヒカリ」「あきたこまち」にそれぞれキャラクターを採用、いずれも手応えを感じている。
・“ご当地”銘柄一気に全国区 CM見ただけ6割購入例も
ホクレンは、11年産「ゆめぴりか」から女優の桐島かれんさんや女性タレントのスザンヌさんを起用し売り込む。
デビューから2年間ほど、「北海道以外での認知度が低かった」というが、昨春まとめた調査によると「知っている」とした消費者が東京で9割弱、大阪で7割、愛知で8割弱になった。
こうした成果を踏まえて2月8日から、北海道米の4割を占める「ななつぼし」の“応援団”に本音トークが売りの人気タレント、マツコ・デラックスさんを起用。
「ななつぼし」の2月1~25日の出荷量が前年同期比48%増えたという。
山形県は10年産から「つや姫」のイメージキャラクターに女性作家、阿川佐和子さんを選んだ。
本格デビューを果たした年だ。
13年産で起用4年目になるが、県やJA全農山形は「継続して登用しており、親しみや信頼感などのイメージが定着した」と解説する。
官民でつくる山形つや姫ブランド化戦略推進本部は1月下旬、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県に住む20~60代女性300人を対象にCM効果を検証するインターネット調査を実施。
6割がCMを見て「つや姫」の購入につながった、という。
同本部は「起用キャラクターによる実感のこもったメッセージが、女性の購入意欲を高めた」とみる。
伝統産地も13年産から動きだした。
新潟「コシヒカリ」には歌舞伎俳優の市川猿之助さん、秋田「あきたこまち」には地元出身の女性タレントの壇蜜さんを投入。
もともと、なじみのある産地品種銘柄だが「産地の販売に対する意気込みを感じると取引先からも評価を得た」(JA全農にいがた)、「時の人を起用しマスコミに取り上げられる機会がどっと増えた」(JA全農あきた)とみる。
JA全農にいがたは市川さんが主演する東京公演に合わせ3月、300グラム入り新潟・魚沼「コシヒカリ」の配布や、劇場内レストランでの魚沼コシのご飯提供などを計画する。
・商品力あってこそ
広告などに詳しい上智大学文学部の碓井広義教授(メディア論)の話 黙っていても米が売れる時代ではなくなった。
米の存在感をそれぞれ出すためにイメージキャラクターを投入するのは効果的。
ただ、商品力を基本に置くことを忘れてはならない。
というもの。
色々な部分で、自分たちの存在を示すというのなら、イメージキャラクターはあった方が良いのは、当たり前。
「なら、自分たちも」と安易に考えるだろうが、そんな考え方では、ほとんどの場合、大した効果は出ない。
なぜだろうか。
それは、「きゃら」に頼りすぎていて、実際の商品を置き去りにしてしまう場合が多いからだ。
県や市を宣伝するというのと、1つの商品を宣伝するのは、誰が考えたって同じはずがない。
当たり前のこととして「きゃら」だって違う。
なのに今は、それがゴチャゴチャになっているように感じている。
内容は以下の通り
人気タレントや俳優らを地元産米のイメージキャラクターに起用する産地が増え、消費に高い効果を上げている。
北海道と山形県は「ゆめぴりか」「つや姫」で、テレビコマーシャル(CM)などを活用して宣伝した結果、商品への消費者の認知度向上や購入増加につながった。
新潟県や秋田県なども2013年産から「コシヒカリ」「あきたこまち」にそれぞれキャラクターを採用、いずれも手応えを感じている。
・“ご当地”銘柄一気に全国区 CM見ただけ6割購入例も
ホクレンは、11年産「ゆめぴりか」から女優の桐島かれんさんや女性タレントのスザンヌさんを起用し売り込む。
デビューから2年間ほど、「北海道以外での認知度が低かった」というが、昨春まとめた調査によると「知っている」とした消費者が東京で9割弱、大阪で7割、愛知で8割弱になった。
こうした成果を踏まえて2月8日から、北海道米の4割を占める「ななつぼし」の“応援団”に本音トークが売りの人気タレント、マツコ・デラックスさんを起用。
「ななつぼし」の2月1~25日の出荷量が前年同期比48%増えたという。
山形県は10年産から「つや姫」のイメージキャラクターに女性作家、阿川佐和子さんを選んだ。
本格デビューを果たした年だ。
13年産で起用4年目になるが、県やJA全農山形は「継続して登用しており、親しみや信頼感などのイメージが定着した」と解説する。
官民でつくる山形つや姫ブランド化戦略推進本部は1月下旬、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県に住む20~60代女性300人を対象にCM効果を検証するインターネット調査を実施。
6割がCMを見て「つや姫」の購入につながった、という。
同本部は「起用キャラクターによる実感のこもったメッセージが、女性の購入意欲を高めた」とみる。
伝統産地も13年産から動きだした。
新潟「コシヒカリ」には歌舞伎俳優の市川猿之助さん、秋田「あきたこまち」には地元出身の女性タレントの壇蜜さんを投入。
もともと、なじみのある産地品種銘柄だが「産地の販売に対する意気込みを感じると取引先からも評価を得た」(JA全農にいがた)、「時の人を起用しマスコミに取り上げられる機会がどっと増えた」(JA全農あきた)とみる。
JA全農にいがたは市川さんが主演する東京公演に合わせ3月、300グラム入り新潟・魚沼「コシヒカリ」の配布や、劇場内レストランでの魚沼コシのご飯提供などを計画する。
・商品力あってこそ
広告などに詳しい上智大学文学部の碓井広義教授(メディア論)の話 黙っていても米が売れる時代ではなくなった。
米の存在感をそれぞれ出すためにイメージキャラクターを投入するのは効果的。
ただ、商品力を基本に置くことを忘れてはならない。
というもの。
色々な部分で、自分たちの存在を示すというのなら、イメージキャラクターはあった方が良いのは、当たり前。
「なら、自分たちも」と安易に考えるだろうが、そんな考え方では、ほとんどの場合、大した効果は出ない。
なぜだろうか。
それは、「きゃら」に頼りすぎていて、実際の商品を置き去りにしてしまう場合が多いからだ。
県や市を宣伝するというのと、1つの商品を宣伝するのは、誰が考えたって同じはずがない。
当たり前のこととして「きゃら」だって違う。
なのに今は、それがゴチャゴチャになっているように感じている。
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