こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

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常温での保存が出来ない理由

2013年05月25日 11時18分09秒 | Weblog
Facebookスズノブに掲載文と同様記事。

紙袋・ポリ・アルミ・和紙・ラミネートなど、米袋にも色々なタイプがありますが、基本的には空気孔として小さな穴などが袋の何処かにあります。

購入してからも、米袋のままでお米を保存しておきますと、空気穴から水分が蒸発して乾燥してしまったり、逆に湿気を吸ってしまったりする場合があります
なので、お米を保存する場合は、高温・直射日光・湿気を避けて、冷暗所で保管してくださいといわれていました。

しかし近年は、季節を問わずに10日前後で食べきってほしいというようになりました。
その大きな理由が、住宅事情です。
夏場でも冬場でも、1日中エアコンを回しているという家庭も少なくありませんし、部屋の気密性も格段に良くなっています。
そのため、以前のような、湿気を吸ってしまうというトラブルは少なくなりましたが、逆に乾燥させすぎてしまっているというトラブルは、日々多くなっているのが現状なのです。

乾燥してしまったお米は、研いでいるときに割れやすくなり、炊くときの水加減も難しくなります。
そして、炊き上がったご飯も、べた付いて見えたり、団子になってしまったりしてしまう場合があります。

よって、
●湿気を吸ってしまったお米
 米粒の表面が白くなって、米粒も砕けやすくなります。
 また、カビてしまったり、虫がわいてしまう場合もあります。
●水がかかってしまったお米
 水がかかった部分が米粒同士でくっついてしまったり、カビて腐ってしまったり、変色したり異臭を放ったりしてしまいます。(食べてはいけません)
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