こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

1700円未満4割

2016年07月28日 11時48分07秒 | Weblog




今日届いた商経アドバイスに、「ご飯食65%占有 過去5年で最高比率」「購入は1700円未満4割」という記事がトップに出ていた。
 
ご飯食が増えていることは体感として判っている。
そして価格が、1700円前後となっていることも、売り場を見ていて理解している。
 
その中で自分が、産地を活性化させるために仕掛けいてる地域ブランド米の価格は、2900円から8300円。
一般的な売り場とは、かなりかけ離れた価格となってしまっている。
 
1500~1700円未満 20.9%。
1700~2000円未満 18.0%。
2000~2200円未満 9.3%
2200~2500円未満 7.9%
2500~3000円未満 9.5%
3000円以上 5.2%。
 
少し前に、北海道「ゆめぴりか」が1600円という値段で、乱売されているという投稿をした。
昨日も、佐賀県「さがびより」が乱売されていることについての投稿をしているが、その価格は1399円。
 
此れからすると、北海道「ゆめぴりか」の1600円、佐賀県「さがびより」の1399円は、決して「乱売」と言える価格にはなっていない。
でも、自分たちが進めているブランド米と比べれば、完全に「乱売」である。
 
売り場は、圧倒的にスーパーなどの方が多い。
米屋は日々廃業図続いている。
思いはあっても、力関係では負け組となってしまう。
であるのなら、スーパーなどで販売している、この価格を認めていくしかないのだろうか。
 
しかし、この価格で販売するとなると、産地ブランド米というものは存在できなくなり、消滅してしまう。
そんな状況で、米作りをする後継者は増えるものなのだろうか。
衰退している地域は、活性化することが出来るのだろうか。
誰がどう考えても、不可能という答えしか出てこないと思う。
 
そうなってほしくないから、各産地にブランド化をさせようとしている。
でも、そのブランド米を買う人は、全体の5.2%しかいない。
5.2%しか存在しない入を、全国のブランド米と言われているお米が奪い合っている。
当たり前のこととして、全てのブランド米が売れる筈はない。
それが現実なのだ。
 
ブランド米は、既に激戦区となっている。
産地に行ったときに、自分が物凄くきつく話する説明するのは、このためである。
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