こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

夢あこがれ

2017年08月09日 15時00分39秒 | Weblog


倉庫の中で、新米の米袋を探していて、佐賀の人でさえも忘れ去ってしまっている品種の米袋を見つけた。

命名の由来は「白くふっくらと炊きあがり、誰もがあこがれる品種」を意味していたと、自分のデータベースにはある。
1996年に登録されて、同年佐賀県で奨励品種として採用された。
が、数年で消えてしまった、悲運の品種。

この品種以外に、「佐賀10号:さがうらら」という品種も数年で消えてしまった。
たしか、「南海107号」と「ヒノヒカリ:南海102号」が親だったような・・・

自分が一番、もったいないと思った品種が「佐賀1号:ぴかいち」。
コシヒカリにコシヒカリを掛け合わせ続けた、コシヒカリの特徴を強く引き継いだ、佐賀県のオリジナル品種。

全てに成功しいるように思われている佐賀県も、苦労と失敗の上に「今」がある。
であるが、それですら、今の職員は知らない。
だから、グダグタなんだと、この袋を見つけて思ってしまった。

そして、佐賀県について軽々しく口にする米屋やマイスターたちを見て、なんとなくイライラしていた理由も、これで判った。

出来上がったブランド米について語るのは、経験があれば出来る。
口が上手ければ、説得もできる。

でも、産地の歴史を勉強していない米屋やマイスターの言葉は軽い。

その軽に内容に、自分はイライラとしていたのだ。
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