こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

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35万トンの買い上げ価格 60キロ1万50円に決定 米穀機構

2014年08月09日 14時42分31秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「35万トンの買い上げ価格 60キロ1万50円に決定 米穀機構 (2014/8/9)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
米穀機構は8日、同機構が販売の見込みの立たない米を非主食用途に販売するために買い上げる2013年産主食用米35万トンの価格を、60キロ当たり1万50円(税別)に決めた。
買い上げた米は、25万トンを政府備蓄米の新古入れ替えに充てる他、残りの10万トンは飼料用米などの非主食用途に販売する。

買い上げは、米の買い入れ価格としての60キロ9950円に、集約経費として100円を上乗せする。
保管に掛かる経費も、同機構が負担する。

同機構は4月に、需給事情からみて販売の見込みが立たなくなった13年産米35万トンを買い上げる方針を発表。
買い入れ予約契約は6月に結んでいるが、価格は決めていなかった。
買い上げには、生産者の拠出からなる過剰米対策基金(223億円)を活用する。

米穀機構がJA全農から買い入れる数量は、合計35万3000トン。
産地別では、福島5万7700トン、秋田4万2000トン、新潟3万7000トン、栃木2万7400トン、宮城2万5100トンなどとなっている。
全国主食集荷協同組合連合会からも買い入れる。

農水省は、政府備蓄米の適正水準を100万トン程度とし、供給が不足する事態に備えて5年程度の期間備蓄をするものとしている。
備蓄米在庫は14年6月末時点で91万トンだが、そのうち収穫から5年以上たつ07年産が16万トン、08年産が9万トンある。
13年産米を古米と入れ替えることで、不測の事態にも品質の良い米を消費者に供給していく。
というもの。

こんな状態なので、台風による被害を各地が受けていたとしても、価格を引き上げる要素にはならないだろう。
打つ手がなく、まったく修復できない現状。

本当に来年の春は、田植えをしない生産者が続出するかも。
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